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アート関連は何を言っているのか・・

ロイターの記事。
アートに幾許か関わる者として、こういう記事を見ると所詮、やっぱり自己中心的な人が差配する世界だなという印象しかない。

僕にはこう聞こえる。
“人とAIでは全く違うからAIで簡単にアートを読み込んで学習させた先にプロットされたそれらに高値がついたり誰でもアートが創れるのは許せない。たくさんのインプットをして悩み考えて創作した我々の権利を侵害するな”と。

でも正直、人の学習の中に人々のいろいろを吸収したりミックスして創られるアーティストの作品は本当に独自性のある唯一無二の創造物なのかと言われれば、それは勘違いであり言い過ぎである。
AIを用いて創作させる場合に何をアウトプットするかを考え、そのためのプロセスをどうするかはまさに、何を吸収させどう精度を上げるかということであって人の創作に対するものと多分何も変わらない。
にもかかわらずAIだと言った途端に既得権を脅かす警戒し監視すべき対象とするのは本末転倒に、僕には見える。
逆にAIでなんでもできるという勘違いや、この時代にある“法律的に”アウトにならないことであれば何をやってもOKというベースの上に成り立つ思想も如何なものかと思っている。
難しい話ではあるが、何かしらのルールが必要とも思っていないし、自由にやれば良いと思っているのだが、それはやっぱり人が薄っぺらくなっては何れもテンションを欠き不満と互いを傷つけ合う不気味で不穏なモノゴトに繋がるだけである。

人とAIのような科学技術などが絶妙な補完関係になれば望ましいのだが、都合を押し付け合う後味悪い方向だけは避けて欲しいと願う。

p.s.
僕のやってるアート作品などにある凹凸の忠実再現というオリジナルな入力マシーンとアルゴリズムによって本物に近似したアートを世界の末端まで届けるというものは芸術が人の豊かさに少しでも寄与するからと考えているからであってこれもまた誰かの利権とか既得権のようなものを形成するより、公共性や社会性をもった豊かな世界実現のための活動だと思っている。(https://www.nic2018.jp)
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