みかんをジュースに |生活
くだらない話です。先に申しておきます。
私にとってのみかん、それは、冬に何気なく食べるもの。冬になれば、誰が準備しようがしまいが、実家の食卓にはこんもり、そして納戸には箱で常備されるほど。テレビをみながらぼーっといくらでも食べていた思い出があります。
ただ、最近の私は昔に比べ、みかんが食べたいと思うことが減ったのです。こんなにも品種改良が続いて、甘くて食べやすいみかんが増えたのに。
みかん好きの方には申し訳ないが、外皮をむくと手が汚れる、爪が黄ばむ、薄皮が・・・と味は好きですが、大好きなフルーツNo.1にはならないのです。
それなのに、ふるさと納税でみかんを頼む私。なんででしょう。過去の思い出は美化されると言いますが、まさにその通り、冬になると家に欲しくなる。オブジェのように。一年中”バナナ”もいいですが、やはり冬といえば、、、お家でみかん!(毎年もう食べたくないと思いながらも買ってしまう。)
買ったとしても、家族が食べれば消費されるので、全く問題ないのです!しかしながら、今年の冬は誰も食べたがらない。気づけば少し皮も干からびて、、、段ボールに入ったみかんは痛むのも早く、早速傷みそうな気配。
みかんといえば、ただただ剥いて食べることしか頭になかったのだけど、ふと、思いついた。”誰も食べないなら、ジュースにすればいい!”
名案。まさに大量消費できて、みかんを痛ませることもなくて、ジュースなら多少は飲むでしょう。ということで、ジュース作り。
初日、みかんを剥き、薄皮から中の実のみ取り出す。(缶詰のみかんのイメージ)そしてそれを絞る。ーーーー挫折。手間がかかる。
次の日、つぎはレモン絞りを活用する。みかんを横半分に切り、レモン絞りで絞る。なんと効率のいいジュース作り。それを漉し器で漉してコップに。みかん5個でマグカップ1杯分できました。
その次の日、同じくレモン絞りを使って絞る。もう濾すのも面倒になり、そのまま飲む。これこれ!果肉も少し混じるが口当たりは濾すよりもフレッシュ!ようやく自己流みかんジュースの作り方ができた。
自分で作って思ったが、フレッシュジュースのお店、100%ジュースでなくても、値段が高い理由がわかった。1杯にみかん5〜6個必要。(愛媛県のホテルでみかんジュースが出てくる蛇口があると聞いたことあるけど、ごくごく飲むのは贅沢。手作業で量と成果をみて痛感。)
ようやく我が家のみかん問題は毎日のジュース作りによって、解決しそう。残りあと3日分。ビタミンCが豊富だろうと思い、夕食後のフルーツがわりに飲むことに。一時は誰も食べたがらないし、困ったみかんだったけど、ようやく消費完了が見えてきま。日頃来客が多ければお裾分けしておしまいな話なのに、年末年始は来客もないので、もったいない精神に火がついた。
この世に生を受けてはや30年、初めてみかんを自分でジュースにした話でした。なぜこれまでみかんをそのまま食べていたのか・・・
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