富士通若手デザイナーによるプロジェクト”FLAGS”とは
FLAGS - ミレニアルズの生き方研究所 - は、富士通株式会社デザインセンターに所属する20代後半~30代前半(ミレ二アルズ)のデザイナー6名が進める、「私たちが自分自身で人生をより生きやすくする」ことを目指したプロジェクトです。
複雑で難しい現代を生きる私たちミレニアルズが、よりよく生きられるように
何気ない会話の中で、私たちが将来に対して、また普段の生活の中で漠然とした「不安感」を抱えている事に気づいたことがきっかけで始まった本プロジェクト。不安感と言っても、仕事に、生活に、人間関係に抱えるその中身は様々でした。
どうして漠然とした不安感を感じているのかを振り返った時、年齢に依存するもの(クォーターライフ・クライシス)や、コロナ禍など変化の多い時代にこうした年齢を迎えている私たち世代特有のものがありそうだということに気づきました。
生きていく上での様々な悩みや問題を同じ時代に同じ世代の人が抱えている。生活者それぞれが社会の構成要素である以上、これも立派な社会問題と捉え、私たちデザイナーにできることを考えました。
私たちが自分自身で人生をより生きやすくするために、
等身大の課題や価値観をオープンに、やわらかく、伝えあえる。
そんな土俵を作ることを目指して、本プロジェクトはスタートしました。
「軸」は人生のコンセプト?
「生きづらさ」とはどういうことか深堀りするなかで、私たちの周りには生きづらさと上手く付き合っている人がいること、そして彼らは人生デザインがしっかりできているから生きづらい世の中でも上手くやっていけるんじゃないか?という気づきを得ました。
人生を上手くデザインするために大事なことについて、ミレニアル世代へのデプスインタビューを通して仮説を磨きました。
一方で、上の説が正しいと仮定した場合、ミレ二アルズは以下のような問題を抱えているのではないか、とも考えます。
とにかくやってみた
導き出した3つの問題の解決を目指して、アイデアの発散/集約、UX検討を行い、5つのアイデアに着地しました。それらのコアとなる機能を再現し、そのアイデアが本当に良いものなのかどうかを確かめることを目的として社内からフィードバックを集めました。
それぞれのアイデアのイメージ映像やフィードバックの詳しい内容については当時の記事をご覧ください。
これが私たちの考える解決の入り口!
これまで繰り返した仮説検証やフィードバックから抽出したミレニアルズの悩みを分析し、その解決の入り口となれるよう「自分の軸が理解できる」状態を目指すワークショップを考えました。
悩みの分析や、「自分の軸が理解できる」状態に着目した背景については当時の記事をご覧ください。
本ワークショップは、オンラインで複数回実施し、多くの方に「やってよかった」「自分の軸をはじめて言葉に出来た」とご意見をいただき、自分の軸を見つめ直すことに大変有効だと感じています。
このワークをより広く届けたいという想いで、WEBアプリ化の準備を進めています。近々お披露目できるかと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!
※おまけ※
「FLAGS」という名前には、活動開始当初からアイデアの一つに挙がっていたハンバーガーと、名前を考えていた時に考えていた「軸」は人生のコンセプトなのでは?という仮説とを掛け合わせて、ハンバーガーに立っているピックを連想できる「FLAGS(旗)」と名付けました。
様々な経験が重なって組みあがる価値観や人生観と、彩り豊かな具材を重ねて作られるハンバーガーはどこか似ているようにも感じ、気に入っている名前です。
今回は、これまでの活動を振り返ってみました。初めて知った方へも、これまで活動を見守ってくださっていた方へも、FLAGSの想いが届いていたら嬉しいです。
※掲載内容はFLAGSメンバーの見解であり、富士通グループを代表するものではありません。
※本記事に掲載したサービスアイディア、それを表現する動画の著作権など諸権利はすべて富士通株式会社に帰属します。
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