本日の日記 - Web3やメタバースと同様、生成AI関連ビジネスの終焉/Adobe Expressのコラージュメーカー/新講座「デザインフィクション」/Diary 2024/09/04
Ce journal est une sorte de mémo sur les activités quotidiennes du projet Generative AI.
この日記は「自分用のメモ」であり、SNSの代替
ライブ配信がある日は更新されない
PCを使っていると「ですます調」、スマホで書いていると「である調」になりやすい
9月4日 (水) 早朝
今朝(というより3日の深夜)、Runway Gen-3 Alphaの障害で生成エラーが2時間くらい続いた。10回生成で6〜8回エラーになる感じ。
Runwayの障害は毎週くるので慣れてしまった(復旧は早いので待つだけ)。
4日 (水) 午前
午前は、高校生向けのAdobe Expressの模擬授業的な試行講座。
今回は、コラージュメーカーを使用した。
操作時間を時短できる便利な機能。一からレイアウトせず、大まかなベースデザインから始めることができる。
Adobe Express コラージュメーカー(Beta)
Adobe Expressに実装されているコラージュメーカー(Beta)を使用したプロトタイプの作成例を簡単に解説。
生成画像を準備(データサイズは40MBまで)。
Expressのクイックアクションからコラージュメーカーを選択。
生成画像をまとめてドラッグ&ドロップ。
「レイアウトをシャッフル」をクリックしながら、ベースとなるレイアウトを決める。
ダブルクリックして配置されている画像のサイズや位置、角度などを調整する。
配置画像をドラッグすれば、簡単に入れ替えが可能。
グリッドの大きさも自由に変更できる。
「さらに編集」をクリックすれば、Expressの編集画像に転送され、より詳細なデザインが可能になる。
もちろん、サイズ変更もできる。
16:9 のワイドスクリーンに変更してみた。
「複製してサイズ変更」を選択する。
カスタムサイズでもう1つ。
主要SNSの規定サイズに変更することも可能。
Camera Motion
本日の早朝(午前3時前)、Luma Dream Machineがバージョン1.6になり、Camera Motionが利用可能になった。
Dream Machineに対するRunwayの動きに注目。
何を出してくるのか気になる。
カメラコントロールか、モーションブラシか、2K (1920 x 1080) アップスケーラーか。
4日 (水) 午後
高校講座:Adobe Fireflyの後期についての意見交換会。
2025年度・新講座「デザインフィクション」の試行講座と同時にスタートしたいので、調整中。
「動画生成AIは時期尚早」と考える先生もいらっしゃるので、意見をお聞きして、課題を洗い出していく必要がある。
できるだけ多くの高校で試行できるようにカリキュラムを修正したい。
メモ(再掲載):ユタ大学のAIガイドライン
学校の先生向けAdobe Firefly / Express 無料セミナー
先生がいま知りたい!
Adobe FireflyとExpressで映える動画作成を紹介
Adobe Expressには直感的に利用できる動画作成機能があります。
今回は、生成AI(Firefly)を活用しつつ、学校で役立つ動画を作ろう!という内容です。
学校の先生向けですが、企業参加も可能(のはず)。
オンラインの無料セミナーです。
9月18日(水)15:00~
無料(参加登録が必要)
映像言語論
「映像言語」論は、映像を一種の言語として捉え、その特性や機能を分析する理論的な枠組み。
Runway Gen-3 エンタープライズ版
商業作品(CMや映画など)は、安全に使用できるエンタープライズ版(カスタムモデル)で制作する。
ただ、自主映画制作は(私たちが使用している)コンシューマー向けの最上位プランでも可能。
動画生成AIを選ぶ条件。
エンタープライズ版の実績、およびUI設計からセキュリティまで調べておく必要がある。
エンタープライズ版のない動画生成AIは、エンターテインメントとして楽しむ。商業作品の制作ツールとしてはプロ仕様を満たしていないので、上位工程での活用が主となる。
生成AI関連ビジネスの終わり
生成AIビジネスの今後の見通しと「生成AI関連ビジネス」の終わりについての意見交換会をエージェンシーの皆さんと。
生成AI関連ビジネスというのは、生成AIに関連した情報(ニュースやレポート、講演、書籍)やコンサルティングなどの関連ビジネスのことで、ここ数年でいえば、Web3やメタバースなどが関連ビジネスの終焉を迎えている。
専門メディアなどの「本物」だけ残って、バズ狙いのメディアや個人は全て消滅した状態。
技術に依存した業界では、このような過去の歴史を繰り返しているので、生成AI「関連ビジネス」もどこかで終わる。
今回の意見交換会では、投資家コミュニティから最近のレポートを集めて、「ビッグ・テックの動き次第」という内容の予測をまとめた。
一方で、生成AIビジネスの今後の見通しはわるくない。
現在、私たちが利用している生成AIサービスの大半は、OSやメジャーアプリの「機能」として、ユーザー全てに無料提供されると見ている。
生成AIビジネスで稼ぐ必要のないビッグ・テックが、既存サービスの一つの機能として提供することで、AIベンチャーの「製品」である生成AIはコンシューマー向けでビジネスできなくなる可能性がある。
やはり、Runwayが残りそう…
本日のライブ配信(テスト配信)で作った23秒の映像。
ディテール保持の実験。
このくらいの画質になってくると、Runway Gen-3 Alphaじゃないと無理そう。KLINGのProfessionalモードでもここまで表現できない。
再生時間:23秒
Midjourney V6.1, Runway Gen-3 Alpha
動画生成AIの革新的活用に集中したい。
既存の映像制作に役立てる取り組みは、多くの企業が進めているので、そちらに期待。
Adobeは、Premiere Proに動画生成AI機能(Firefly Video)を実装すると発表しているが、プロの現場で役立つ機能としてUI設計されている。
重要なのは、UIである。
動画生成エンジンは(Runwayなどの)サードパーティを受け入れることで役割を明確にしている。
動画生成のハルシネーション
静止画像のハルシネーションはPhotoshopで修正しているが、生成ビデオのハルシネーションは修正が難しい。After Effectsで試行錯誤しているが、例えば「6本指の手を5本指に修正」などは、ほぼ不可能である。
今のところ、5本指になるまで生成を繰り返すしかない。事後処理では対応できない。
見せたくない部分を隠したり、新たなオブジェクトを追加する等の処理は、After Effectsの得意領域なので最大限に活用している。
以下は、漢字の「愛」を頬に貼っている。
再生時間:10秒
Midjourney V6.1, Runway Gen-3 Alpha, After Effects
ビデオ生成の作業でPhotoshopとAfter Effectsは必須のツール。
特に、After Effectsの重要性については、20日の短期講座で詳しく解説する。
明日は研究日なので日記はありません
更新日:2024年9月4日(水)/公開日:2024年9月4日(水)