手放しでは喜べないOpenAIとソフトバンクグループ提携のスターゲート計画
スターゲート計画とは?
OpenAI、ソフトバンク、Oracle、MGXが共同で進める
5000億ドル規模のAIインフラ構築プロジェクトであり、
その主な焦点はデータセンター建設だ。
どうして、手放しで喜べないのか?
それはデータセンター建設場所はどこなのか問題だ。
現段階では日本国内でAI用サーバーが新設されるかについての具体的な計画や発表はない。
しかし、
Oracleのエリソン氏は記者会見で、テキサス州ではすでにデータセンターの建設が進められており、最初のものはアビリーンにあると述べた。当初は10カ所のデータセンターを建設し、それぞれ約50万平方フィートの規模で20カ所に拡大する計画だと同氏は付け加えた。
スターゲート計画とは別で、ソフトバンク苫小牧データセンター: 最大300MW規模の施設として、国内最大級のデータセンターとなる建設予定があるとか
世界のデータセンターは?
そもそも、アメリカにはAWS、Google、Microsoftなどの大手企業が集中しており、世界のデータセンター市場を牽引していて
米国だけで5381か所のデータセンターある。
日本は、首都圏や関西圏を中心に約219~247か所のデータセンターが存在
既に圧倒的な差があり、日本政府側も安定的な海外のクラウドサービスを検討する始末で情報戦の社会にとってはあるまじき自体なのだ。
現状のスターゲート計画だとソフトバンク経由でアメリカのデータセンターの建設投資に回されてしまう構図で国内の技術者や習熟者も増えにくい状況でアメリカばかりが強くなってしまいアメリカ依存が避けられない(現段階の情報だと)
一方、中国は?
実は、
中国のデータセンターの数はアメリカの次に多く世界2位。
直近で話題となったLLMのDeepseek
日本でのSNSコメントを見ていると
OpenAIのパクリや所詮中国と揶揄している方が見受けられる。
実際に、
蒸留学習なのでは?やシンガポール経由で最新のGPUを手に入れているのではないかと色々疑惑は上がっているものの、何だかんだオープンソースでOpenAIに迫るLLMの開発に成功してたり、アリババでもQwenというLLMの発表があったりと実はやることはしっかりとやっているのが現状だ。
やり方には問題があるが汗
貪欲な姿勢は、日本も見習いたいポイントではある。
最後に
日本にも優秀なLLMはあるので、国内のさらなる発展やデータセンターの新規設立、増築、拡大を願いたいものだ。