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【コラム】「時空思考-未来創造型イノベーションに向けての一考察」

                                               作成者:らん

もくじ
1.  時空思考とは
2. 「イノベーション」とは?
3.   未来を予測するヒント
4.    過去が予測した現在
5.    まとめ

この記事は、私がこれまでブログ「ブレイクスルーの放課後図書室」でご紹介した本や、資料、動画、講演会で聞いたお話などを基に、
「時空思考」という視点で私なりの「イノベーション」のアイデアを提案しました。
「煮詰まったときに」読んでいただきたい記事です。


1.    時空思考とは

みなさんは、「未来思考」をご存知でしょうか?
私の場合は友人から聞いたことがある程度で、よくわかっておりません。
ネットで調べてみたところ、下記のような説明が書かれていました。

「未来思考とは、物事を考える視点を10年以上先の未来に置き、
不確実で多様な可能性を持つ未来を前提にして現在を客観視することに
よって、新たな気付きを得て、今起こしたいアクションを決める思考方法」
であると。
(heeps//www.jri.co.jp>corner81より)

本稿では、この考え方をヒントに、視点を未来から現在だけでなく過去から現在も含めて拡張して、過去、現在、未来を行き来する思考、本稿では仮に「時空思考」(筆者による造語)と名付けて、「イノベーション」とは何か、改めて考えてみたいと思います。

※時空とは
 「時間と空間を合わせて表現する物理用語」(Wikipediaより)

2.    「イノベーション」とは何か?

一般的に、「イノベーション」は、シュンペーター(Schumpeter)の以下の定義が引用されているようです。

「新規の、もしくは、既存の知識、資源、設備などの新しい結合」
(『イノベーション・マネジメント入門』p.2より)

もっとも「イノベーション」は、これまで読んだ本から総合して考えるに、
多面的な側面を持っているようです。

本稿では、「時空思考」を用いて、「未来創造型イノベーション」の実現に
向けての一考察をしたいと思います。

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