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宇野維正先生考察第二十五段 2020/11/15 FM COCOLO Whole Earth RADIO タナソーと共にゲスト出演 + 宇野先生のTwitterブロック数公開編

今回はFM COCOLOの『 Whole Earth RADIO』にゲスト出演した際の宇野先生からの考察です。DJの野村雅夫氏も言っていましたが今回は11/2の大阪でのトークイベントの翌日の11/3に収録された物ですのでその辺りをご了承くださいとの事でした。


オンエア曲は

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PLAYLIST
M.1 Rockstar[Black Lives Matter Remix] / DABABY FEAT.RODDY RICCH

M.2 positions[CLEAN] / ARIANA GRANDE

M.3 Dynamite / BTS

*宇野維正 セレクト これから注目ARTIST → 新譜が出る大物
M.4 Laugh Now Cry Later / DRAKE FEAT.LIL DURK

*田中宗一郎セレクト これから注目ARTIST → 活躍が期待されるARTIST
M.5 CHAMPION / FIREBOY DML & D SMOKE

です。

トークテーマは『2020年の社会と映画・音楽エンタテインメント』

詳しくはこちらを見てください。


では宇野先生の発言をピックアップしていきます。


野村氏「昨日は大阪で配信をされていましたね」
『配信は後半は殴り合いに。』
タナソー「大阪の住民投票について意見が対立しましたね」
野村雅夫氏「そうなんですか?」
『いや別にそこはしてないですよ苦笑』


一曲目宇野先生選曲

M.1 Rockstar[Black Lives Matter Remix] / DABABY FEAT.RODDY RICCH


『ブラックライブズマターと言う言葉が自体が生まれたのが2013年でその時にハッシュタグで生まれてそのあと色んな事件が起きて2014、2015年って言うのが最初のムーブメントとしては大きな盛り上がりだったんで2020年の出来事と言うよりは今年こんな形で何倍にも再燃した』
『海外のカルチャーに興味がある人は知ってましたけど本当に日本に広がったのは今年かも知れないですね』
『ダベイビーのロックスターを選んだのはこの曲はロディリッチとの曲でアルバムのリード曲として若手の人気ナンバーワン、ナンバーツーの二人が組んでギターのイントロから始まるような今っぽい曲として出したんですけどある種アンセム化していったんですよね。リリックの内容が警官とか対立とかの内容というのもありますけど。いま聴いたもらったのはその曲のブラックライブズマターリミックスバージョン。2014.5年と違うのは当時もディアンジェロとかケンドリックラマーとかベテランだとプリンスがブラックライブズマターに呼応した形でアルバムを作ったりとかしてた時の動きとは規模が違う。それこそビヨンセやカニエウエストが曲を出したりとかそれ以降の出されたものでほとんど何らの影響を受けている。アトランタのラッパーとかは2015当時は引き気味だった。彼らは別に自分らは金儲かってるしと。いまはダベイビーとかロディリッチみたいなラッパーがすぐにバージョン替えて出したりとかと言うのが全然広がりが違う。デモの様子とか見ても白人の比率も増えてるしそれは一つにはやっぱりコロナだったから単純に時間があってより敏感になれた。また大統領選のアンチトランプの運動とも結びついた。今年で終わるような物ではないと思う』
『ダベイビーは普段はいかに女にモテるか金を稼ぐかみたいな曲を普段出してる人ですよ』
『特に若い世代が共鳴してますよね。大統領選だけじゃない、環境問題とかリンクしてる。黒人がデモして暴動してるみたいな一元的見方は全然間違っていて非常に政治的な態度もそうだけど。大坂なおみさんの行動とか見ても素直に大坂なおみさん最高と言う若い世代からの動きとしてこれからも続いていくと思うし』
『映画が止まってるから。映画人の発言って新作の発表の機会がないと発言の場所がない』
『いまの音楽はCDとか依存してないから音楽は普通に進んでいた』
『でもこの状況だと新たなスターが生まれないよね』


M.2 positions[CLEAN] / ARIANA GRANDE




『特に女性アーティストのサプライズリリースが多かったですよね』
『早いんですよね。特にテイラースウィフトのスピードたるや。そこは学びたい所ですよね』
『アリアナグランデのポジションズは女性の地位と朝の番組で言うのはあれですけど体位をかけている』
『秋以降ヨーロッパとアメリカが感染者が増えた事で局面が変わってきた。映画の話をするとテネットが映画界の救世主になると期待していたがアメリカではそれほどではなかった。ようするにこれはライブやります、映画館やります、フェスやりますと言っても既にお客さんの心が離れている。この状況は結構長引くと思うんですよね。日本ももちろんその様子はあるが鬼滅の刃みたいな例もあるし大物アーティストのライブも始まっているから日本はちょっと状況が変わっていくかもしれない。でも、海外は本当にしんどい。例えばコーチェラみたいな物を来年じゃなくても再来年でも人を集めるのは心理的にも厳しいんじゃないか。今後は海外ではオンラインでやっていくしかないかも知れない』
『もしかしたら日本だけではライブが出来る状況になると海外のアーティストの来日公演が増えるかも知れない』
『僕とタナソーさんが昨日やったようなイベントは観客も入れてオンラインもやって収益性が良い。いろんな話を聞くとオンラインイベントは忠誠心もあって多くのファンが最初は観てくれるからその最初の一回だけ見ると収益性もあるが、一回のイベントの何万人、何十万人が観てくれれば良いと言う物でもない』

M.3 Dynamite / BTS

韓国の話


『海外でもパラサイト、BTSが流行ったけどそれに加えて日本ではネットフリックスの愛の不時着、梨泰院クラスはコロナ化のブームだった』
『第三次韓流ブームとか言われてるけどブームじゃなくて定着してる』
『BTS、BLACKPINKは作品が良すぎるでしょ。クオリティがワールドワイドで考えても圧倒的に作品が良いからね』
韓国に関しては映画にせよ、音楽にせよ、国策だった訳ですよ。いまの結果は10年、20年の積み重ね。ポンジュノがアカデミー取ったのも積み重ねがあったわけです。日本は国として何かをやっているかと言えばやってない。で、だから無理だと思います。日本が世界のポップカルチャーのメインカルチャーになるのは。でも、日本はゲームやアニメのキャラクターの権利ビジネスと言う所はネットフリックスも一番注目してる。権利ビジネスは世界的に注目されているが、音楽、映画は20年、30年タイムマシンに乗らないと無理。映画でも音楽でもインディペンデントの形でリスペクトは集めてもBLACKPINKやBTSみたいなスーパースターが日本から出るのは無理だと思う』
クールジャパンは口にするのも悍しいですね』
『ソニーや任天堂やアニプレックスとか優秀なクリエイターは日本にもいるんですよ。アニプレックスはソニーの子会社なんで鬼滅の刃でめちゃくちゃ儲かってる。ゲームとかにアーティストやミュージシャンも食わして貰っているって言う面もある』
『ドレイク、ケンドリックラマー、トラヴィススコットは今年アルバムを出すと言われていたがいま所出てないしもうよっぽどサプライズ以外では出ないと思う。来年は彼らがどう出すのかが現実的な興味ですね』


*宇野維正 セレクト これから注目ARTIST → 新譜が出る大物

M.4 Laugh Now Cry Later / DRAKE FEAT.LIL DU


*田中宗一郎セレクト これから注目ARTIST → 活躍が期待されるARTIST


M.5 CHAMPION / FIREBOY DML & D SMOKE



野村「また大阪でトークショーやるでしょ?」
『はい…』

タナソー「トークショーやると喧嘩になりますからね」


『ありがとうございました』

【総評】

良くPOP LIFFE THE PODCASTでも言ってる話ばかりで特に珍しい話もありませんでした。ラジオ局なのでしょうがないですね。それより宇野先生がTwitterのブロック数を公開していました。

ブロック

以前から「数千人はブロックしている」と公言していましたが意外と少ないように感じましたがいかがでしょうか?

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