先日、ある企業様の全社員を対象とした教育研修の機会に、「会社の元気が個人の元気!~幸せを繋ぐキャリアデザイン~」というテーマで、キャリアデザイン研修をさせていただきました。
この全員参加型の研修は、若手社員から役員まで一堂に会しての開催となりました。
キャリアデザインというのは、突き詰めるとどのように生きたいかを考えることです。
私自身もまだまだ未熟ながら、そのような「人生の本質」に向き合って学び合う機会をいただきました。
皆さんとともに、これまでの来し方を振り返り、少し先の未来をイメージして、ともに考える時間が少しでも有意義になりますように…
と思いながら実施させていただきました。
研修ストーリー
昇進や昇格、こうなりたい、やってみたいといった自己実現だけでなく、人間関係や仕事への適応、家庭との両立、特に問題はないけど意欲が低い…など、働く人の悩みはいろいろです。
こんな風に色々な側面があるけれど、それらはいわゆる「キャリア」に関する悩みと言えると思います。
そうした悩みが生まれる背景には、
ハッキリ描けていなくても、なんらかのありたい理想の姿があり、それに向かっていたい、充実した人生を送りたい、という願いを誰しも持っているからではないでしょうか。
冒頭では人生100年と言われる時代に、
一人ひとりが自らの人生や「働く」を主体的に考えていこうとする「キャリアデザイン」が重要になっている背景、自分自身の充実とは何か、なぜキャリアデザインが会社と個人の幸せに繋がるのかを考えました。
また、全員参加型研修という機会を利用して、全員で「キャリア」や「成長」といった個の充実だけでなく、組織的な視点で「メンバーを理解すること」「チームの生産性を高めることの大切さ」も学び合い、自分への探求とメンバーへの理解を深める「価値観発見ワーク」も行いました。
価値観は、己を望ましい方向に行動を導く軸となるものであり、人生の重要な場面で顔を出してきます。お互いに発見した価値観を共有したり、質問しあってにぎやかなグループワークとなりました。
研修の最後には、人生の長い期間を「元気よくキャリアを歩む」ために、
職業発達ステージに合わせて起り得る心理的なストレスや課題を理解し、誰もが起こりうる課題に向き合うヒントもお伝えさせていただきました。
全員で同じことを学ぶ意義
全員で同じことを学ぶ機会があるというのは、とても素晴らしいことだと思います。
組織で働く上では、相手も分かっているだろうと思い込むことや、ちょっとした言葉の行き違いからストレスや摩擦を生みます。
それらが重なり、コミュニケーションがうまくいかず、生産性が下がっていくこともあります。
「生産性の向上」というと、DXなど業務改革にばかり目がいきがちですが、「個々の成長」や「意思疎通」というソフトな側面もとても大切な要素です。
常にメンバー全員の認識が合っているかどうかを確認したり、
言葉の定義や物差しを同じになるようにすり合わせたり、
なぜそれが大切なのか、何のために、どうやってやるのが自社にふさわしいのかを議論したり、
「共通言語」や「考え方」、「型」をみんなで持つということは、組織を強くする1つの手段。
ダイバーシティの重要性が叫ばれる昨今ですが、個を活かすにも、中心には共通の理解と価値観でみんなをまとめるものが必要です。
今回のように個の成長とともに会社の成長や、双方の幸せがどう繋がっていくのか、そのためにはどんなことが必要なのかを全員で学びあうというのは、全員参加型研修としてなかなかピッタリなテーマだなぁと感じました。
改めてこうした機会をくださったA社様に感謝し、会社の益々のご発展と皆様の幸せを心より祈念したいと思います。
皆様からの感想です
とてもうれしくありがたく、まだまだたくさんあるのですが、一部を掲載させていただきます。
クリエイトミライ
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