【雑記】良すぎるものが生む後悔
REALFORCE、呪いの装備だこれ。
結論から言いますとREALFORCEは最高だが、強すぎるゆえに永遠に外せないタイプの呪いの装備だから気を付けた方が良い。
なんやかや毎日5000字(本業がある日は2000字くらいで勘弁してやることもある)くらい書くので、一日あたり1万打鍵する。
そういうわけで買ってから新しいキーボードに慣れるのも早い方だ。そら大量に打ってるのだから当たり前である。なのでREALFORCEにも早々に慣れた。
慣れた結果パンタグラフで打ち間違いが尋常ではなく多発するようになった。
現在はAPCを1.5mmに設定している。0.8mmは流石に反応が良すぎたためである。45gのモデルを選んだが、これがびっくりするほど指に力を入れずに打ち込める。
打ち込む、というのも正しい表現ではない。打ってはいない。ただ僅かに指先をキーに沈みこませる。それだけである。
本当に疲れない。だというのに打ち込んでいる感覚は確かにある。
そのせいでパンタグラフの「打つ」感覚を忘れ、滑るように打ち込んで何も打ち込めてないみたいなことが多発している。
更にキーがとてつもなく正確に打てる。流石に未だに軽さに慣れずタイポはしているが、恐らく一週間後にはこの感覚も薄れているだろう。
というか、このキーボードを使ってタイポをするのは100%こちらが悪い。「反応しちゃった」「反応しなかった」というような、動作の問題でのタイポ感が全くないと言えばいいのか。
打ち込む前に「あっ今間違えたな」と分かるような感覚がある。ブラインドタッチでこれなのだからとんでもない話である。
何より打鍵感と打鍵音が最高。これぞキーボード。かちゃかちゃというやや低めで静かだがしっかり聞こえるキーの音、独特の指が沈み込むような感覚、しかし押し込んだキーから強すぎない反発が戻って来るから「打ってる」感を覚える。
茶軸か青軸か銀軸か……と悩んでいたのもこの「打ってる」「音がする」ことが目的だったので、大変満足している。もうこれでいいや。
で、あまりにも良すぎて夢中で原稿を仕上げた。それだけに飽き足らずこのnoteを打っている。
このところのわたしはあまり筆が乗らず、インプット不足かなあ~(素人の「スランプ」に類する筆の乗らなさは大抵インプット不足である)と思っていたのだが、違った。
わたしに真に必要だったのは高いキーボード。静電容量無接点方式だったのだ。
しかしこれは大変なことだ。このキーボードに慣れたら恐らく他のキーボードに戻れない。一生をかけて静電容量無接点方式に課金し続ける呪いを受けた。
でもメカニカル買ったらそれはそれで楽しくなってそうなんだよな。それはそれでキーボード沼とかいう地獄への道が開きそうなんだけど。そっちもかなり怖い。
しかしこれを失うときが来ることが怖すぎて杞憂を抱いた。
色々と考慮して有線を買ったのだが、断線したらどうすればいいのだろうかと思ってあらかじめ修理について調べてみた。3,300円と部品代で対応してくれるらしい。希望すれば代替機も貸してくれるらしい。
泣いた。サポートが手厚すぎる。
本当に最高なのだが、あまりにも虜になりすぎて明日が怖い。職場の絶妙に反応が悪いくせに絶妙に反応が良く、「打ったはずが打ててなかった」と「打ってないのに反応しちゃった」の奇跡の両立を見せるうえ、微妙にキー配置が悪くてタイポが多発するエルゴノミクスなど欠片も考えられていないメンブレンキーボードで発狂しないだろうか。
自前の機材を持ち込めない職場なのが悔やまれる。持ち込んで良いならもう一つ買うものを……。
皆さんも呪いの装備を手に入れてください。安くない買い物だけど高くもないよ。一タイプ一円だとしたらこの二日でもうペイされたくらい最高です。無限に文章が打てます。
断捨離の方はといえば押し入れを整理した。ぬいぐるみを選別し、大変すっきりとして見違えるようである。
キーボード代などを加味した結果、全てを断捨離のお陰とした場合の収支は+4万を超えて来た。純利益は256円で変化なし。
この調子で宝くじを当ててください。東京大神宮にも行って来たし。今年は本当に期待してるんです。普段はバラ10枚しか買わないところ、連番10枚追加で買っちゃおうかなってくらい。