これからきっと、いろんな自分に出会えるよ #学生時代の自分に伝えたい事(キャリコンサロン編集部 #14)
9月になり、一気に秋の気配を感じる今日この頃ですね。
今ご支援をさせていただいている、ある一人の女性がちょっと自分と似ているなぁ~と思うところがあり、学生時代の自分を思い出してしまいます。
その方は、「学生時代に学んだことを活かして途上国の支援をしたい」というステキな夢があり、とても熱い思いを持っていらっしゃいます。就活はいくつかチャレンジしましたが、結果にはつながりませんでした。そこで一旦地元での就職に切り替え、現実的な選択をしていくことになりました。
その方の夢は小さいころからの夢で、明確な目的と高い志があります。私とは比べるに及ばず、とても一途な方なのですが、私も学生時代、学んだことを活かして、アジアと日本を繋ぐ何かの分野でチャレンジしたいという思いを熱くしていたな、と思い返しました。
当時ゼミの教授にどうしたらいいか相談したりしましたが、
「だったらシンガポールで働いたらいいよ」
とあっさり返されました。
いきなり海外就職というカードを提示され、面くらい、心の整理もできないまま就活シーズンに突入していきました…。
今回のnoteテーマは、#学生時代の自分に伝えたい事。
海外就職なんて、暮らすなんて、私なんかができっこない。
せめて日本で、日本とアジアの懸け橋になってやって、具体的に何がしたいか分からないけどチャレンジしてみたいという漠然とした夢を、どう現実に落とし込んでいいのか分からない。
地元で希望を持っていた会社からは内定をもらえず、途中からはなんでもいいから色々受けていた。
こんな就活でした。
あの時の自分に、キャリアコンサルタントとなった私が声をかけるとしたらなんだろう?
やっぱり、まずは夢は何で、それをどうしたら実現できるかを考えるかな?
「どうしてそう思うの?」
「どんなことをしてみたいの?」
「制約となっていることは何?それはどうして?」
「分からないところについて、どうやって調べる?」
「その夢をもっとカラーでイメージできるまで一緒に考えてみようか?」
「短期・中期など、時間軸では考えられない?」
こんな問いをするのかな。
でももう1つ、自分に伝えたいがあって。それは、
「これからきっと、いろんな自分に出会えるよ。」
今は夢まで遠くても、いろんな経験を重ねたら、もう少しで手が届くところまで行けるかもしれない。
もしかしたら、いろんな経験を重ねることによって、もっともっと意味あること、やりたいことが見つかるかもしれない。
たとえ、今その夢が叶わなかったとして、それで終わりじゃないよ。
そこをくぐり抜けるのはしんどいけれど、そこからが始まりだよ。
だから目の前のことに一生懸命向き合っておいで。
その力があるよ。きっと大丈夫だよ。
そう言ってあげたいな。
とは言え、一途な思いがある中でもしそんなことを言われたら、たとえ尊敬する人から言われたって「私の気持ちも知らないくせに」って、カチンとくるかもしれない。あの時の私だったらそう思うだろうな。
それでも、やっぱり1周回って伝えたいことは、
人生の選択は1つではないということ。たとえ叶わず別の選択をしても、そこにまた「道」はできること。
選んだ道に、どう向き合うか、そこでどんな経験をするかのほうがもっと大事だということ。
これから自分が向かう「道を選ぶ力」も、「道を作っていく力」もちゃんとあるから、その道でまた、自分を活かせる場所を探していこう。
今就活されている方で、もし同じように
・思いは誰よりもあるけれど、内定をもらえなかった
・やってみたい仕事(夢)と直接つながる就職先はあまりなさそう
・やりたいけど(必要な学部を出ていない、地元に帰らなければいけない)などで、今はどうしてもできそうにない
と悩んでいる方に届くといいな…。
この記事は、キャリコンサロン編集部として掲載しています。
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