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ミニマリストの思考とカメラ趣味の共存〜私がLeicaを選ぶ理由〜|Leicaに恋して。

モノの数だけ見てないか?

ミニマリストなのにカメラを何台も持つなんて・・・
ミニマリストにのくせに、またレンズを買い替えて・・・

なんて言葉は聞き飽きた。

そのたびに何度も伝えてきたのが、「人生を犠牲にしてまでものを減らす」のがミニマリストではないということだ。

ミニマリストとは、自分の人生の価値や喜びを最大化するために、本当に必要なものだけに投資する生き方のこと。

つまりは選択と集中をすることが一番重要なわけで、ただ単に我慢して物をひたすらに買わない人はただの節約家、倹約家だ。

もちろん、無駄なモノは必要ない。
必要なものを最小限、最適に所有するのが重要なポイント。
なので、私はミニマリストとして生きる中で、持ち物を厳選することを心がけている。

服は年間を通して20着程度を着回しているし、ダウンコート以外はキャリーバッグに入る。
仕事道具はビジネスリュックに、撮影機材はショルダーバッグにすべて入る。

いまだに家はなくてホテル暮らしだから、洗濯機も電子レンジも持たず、置き時計すら持っていない。
必要最小限の物を持つことが、生活をシンプルにし、心の自由をもたらすと感じているからだ。

それでも、カメラやレンズは複数持つ。
なぜなら、カメラやレンズが私の人生を最大化してくれるから。

ミニマリストと複数台のカメラ趣味、一見相反するように思えるこの二つは、実は共存しているのだ。

カメラにおいても、私は「選択と集中」を大切にしている。
Leicaにこだわり、それを使い続けることに価値を見出しているのだ。

最近はデジタルだけでなく、フィルムカメラが仲間入りした。
私が選んだのは、1979年製のLeica M4-2。
シンプルでありながら、必要な機能が詰まったこのカメラは、まさにミニマリストの哲学を体現しているように感じる。

Leica M4-2を選んだ理由とその魅力

Leica M4-2を選んだ理由は、そのシンプルさと操作性にある。
最新のデジタルカメラのような多機能はないが、その分、撮影に集中できる。
余計な機能がないことで、自分自身の技術や感性を磨くことができるのだ。写真を撮ること自体が楽しみになり、一枚一枚に込める思いも強くなる。

さらに、Leica M4-2は1979年製のカメラということで、私が生まれた年と同じだ。
これも、私がこのカメラに特別な思いを抱く理由の一つ。
まるで同じ時を歩んできた友のような感覚があり、撮影するたびにその歴史を感じることができる。

フィルムカメラの楽しさは、その「待つ時間」にもある。

デジタルカメラならその場で確認できるが、フィルムカメラでは現像するまでどんな写真が撮れたのかわからない。
この待つ時間が、期待と興奮をもたらしてくれる。
現像が終わったとき、初めてその瞬間が写真として形になる。
それが何とも言えない喜びだ。

想像してなかった上がりを楽しめるのもフィルムならでは

最近では、フィルムカメラを使い続けることは、写真の本質に向き合うことでもあると感じる。

デジタルの便利さに慣れてしまうと、どうしても速さや効率を求めてしまうが、フィルムはその逆を行くからだ。
手間と時間をかけることで、一枚一枚の写真が特別なものになる。
これこそが、私がLeica M4-2を使い続ける理由だ。

Leica M11の魅力

一方で、デジタルLeicaも捨てがたい。
Leica M11はそのデザインからしてクラシックなLeicaの美学を受け継いでいる。
手に持った瞬間に感じる重厚感と、無駄を削ぎ落としたシンプルな操作感。

さらにM11はその中に最新の技術が詰め込まれている。
高解像度の6000万画素センサーは、微細なディテールまで鮮明に捉えることができ、どんな場面でも圧倒的な画質を誇る。
(普段使いにはデータが重すぎて3800万画素をメインにしてるけど)

さらに、M11のバッテリー持ちは素晴らしい。
1回の充電で長時間の撮影が可能で、旅行や長時間の撮影にも耐えるし、充電器がなくてもType-Cで直充電できるという強みもある。

その上、Wi-Fi機能を使えば、撮影した写真を即座にスマートフォンに転送し、SNSにシェアすることもできる。
フィルムとは真逆のフットワークの軽さもやはり魅力なのだ。

最近はモノクロを好んで撮る

フィルムとデジタルの二台持ちの理由

結果、どちらも手放せずにフィルムカメラとデジタルカメラの二台持ちになっている。
でも、十分に納得している。

Leica M4-2は、特有のフィルムの質感と、現像を待つ楽しみがある。
シャッターを切る度に、時間が一瞬止まるような感覚があり、その経験はデジタルでは得られないものだ。

一方で、Leica M11は即座に結果が確認できるという利便性があり、失敗を恐れずに新しい撮影に挑戦できる。
RAWでも撮影しているので、後から作品として仕上げるプロセスだって楽しむことができるもの魅力だ。

二台を使い分けることで、撮影の幅が広がる。

例えば、M4-2で撮影するフィルム写真は、表現というよりも記録を重視したい時に向いている。
その場の空気感や雰囲気、手ブレすらも臨場感として刻むことができるからだ。
特に色や質感にこだわりたいシーンでは、フィルムが持つ独特の味わいが生きる。

一方、M11はその場での確認が必要な構図優先の写真や、結果をすぐにシェアしたい時に最適だ。
デジタルならではの鮮明さや、自由な編集ができることも魅力になる。

フィルムとデジタルの二台持ちは、それぞれの良さを活かして撮影の楽しみを倍増させる方法だ。

M4-2でしか撮れない写真があるように、M11でしか実現できない表現もある。
どちらも持つことで、どんな状況でもベストな選択ができるようになるだろう。

Leica M11で撮影

自分にとっての「選択」と「集中」

ミニマリストとして、私は常に「選択」と「集中」を意識している。
持つ物を厳選し、それをできるだけ長く大切に使い続けること。
(逆に違うと思ったものは即座に手放す)

Leica M4-2を選んだのも、その思考の延長線上にある。
限られたものの中で、自分自身を最大限に表現する。複数の機材を持つことで、それぞれのカメラを大切に使い込むことで、撮影技術も感性も磨かれていく。

もし、あなたが写真に真剣に取り組みたいと思っているなら、Leicaのカメラに限らず、いろいろと検討してみて欲しい。

CANONやNIKON、SONYからも素晴らしいカメラはたくさん出ている。

ちなみに、個人的にはNIKONのZ-fcは気になるカメラの一つだ。

このレトロなデザインとコンパクトなサイズ感はたまらない。

写真を楽しむことを大前提に

最終的に、カメラは「楽しむための道具」だ。
だからこそ、写真を撮ること、そのものを楽しむ。それが一番大切だとおもっている。

私がLeica M4-2を選び、使い続けているのも、その楽しさを追求した結果だ。
だからこそ、あなたにも、自分にとってのベストな一台を見つけてほしい。そして、そのカメラを通して、あなたの世界を切り取っていく楽しさを味わってほしい。

写真は、ただの記録ではない。
自分自身の感性や思いを形にするアートにもなりうる。

そのアートを楽しむための道具として、自分のお気に入りのカメラを選ぶことはとても重要な選択のはずだ。

機材なんて、何でも良いと言う写真家がいる。
この意見には私も賛成だ。

そう、機材なんて、何でも良い。

だからこそ、好きな機材を使おう。

それでは、また。

告知

Leicaに恋して。写真展、開催します。

開催日
2024年11月20日(水)〜24日(日)

ai gallery
大阪市中央区南船場2-10-17
(大阪・心斎橋駅から徒歩6分)

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