旅するLeica|フィルムカメラM4-2で巡る長崎サンセットスナップ
2024年の夏。
長崎へと向かったのは、幾つもの偶然が重なったからだった。
カメラ仲間のナッツさんが、夏休みを利用して九州の長崎まで旅をしていると知ったのが1つ目の偶然。
そして、そのタイミングで私が九州の福岡に帰省していたのが2つ目の偶然。
さらに同じタイミングで、長崎に暮らすLeica仲間のシュンさんと連絡を取り合っていたのが3つ目の偶然だった。
これだけの偶然の積み重ねなら、それはもはや必然と呼んで良い。
人によっては奇跡と名付けるかも知れない。
そんなわけで、福岡でナッツさんと合流して、シュンさんの住む長崎へと向かうことになった。
この夏の記録と記憶は、動画でも残しているので、良かったらこちらも合わせて楽しんで欲しい。
暑い、暑い、夏の日。
ボクらの、Leicaな旅が、始まった。
長崎は何度か訪れたことはあった。
ただ、あくまで観光としての訪問であり、ガイドブックに載っているような場所しか歩いたことがなかった。
今回は、地元である長崎に暮らすシュンさんが案内をしてくれた。
それだけで、街は全く違った表情を見せる。
高低差の激しい、坂道の街。
歴史ある建物の数々。
そして、懐かしさを感じる路面電車。
私がまだ幼いころは、北九州でも路面電車が走っていた記憶がある。
あれが無くなったのは、いつだったのだろうか?
頬を撫でる風はまだ夏を感じさせる。
なぜかこの街は、夏が似合う気がする。
長崎がまとう、独特の雰囲気。
日没を迎える、程よく気怠い空気。
行く先々で、その何気ない景色に心を掴まれる。
用意したフィルム36枚を全て撮り切り、それでも足りずにデジタルカメラに持ち替えてさらに撮り続けた。
今回はモノクロフィルムをメインに撮影したけど、きっとこの街はカラーフィルムも似合う。
異国情緒、という簡単な言葉でまとめたくは無い。
ここは長崎であり、この街であることが大事なんだと思う。
また、何度でも来たくなる、そんな情緒を漂わせている。
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