Leica Summicron 90mmがあまりのじゃじゃ馬で使いこなせなかった話|Leicaに恋して。
どうも、Andyです。
さて、今回はケンジさんにお借りして、何度か使ってみたLeica Summicron 90mmについての正直な感想など。
いやいや、このレンズ、なんと言っても「じゃじゃ馬」でした。
使いこなすのが本当に難しいというか、いい意味で「モンスター級」な存在感です。
撮影中、何度も「ああ、これか!」と感じる瞬間がありましたが、それ以上に使いにくさ(重さと長さ)を感じるという矛盾。笑
そのあたりを詳しくレポートしていきます。
初めての印象は「重い、長い、ジャジャ馬」
まず最初に、Summicron 90mmをLeica SL2Sで使ってみました。
しっかりとしたボディに、重厚感がある90mmレンズを組み合わせると、やはり重さを感じます。
さらに、M11でも試してみたんですが、こちらでは完全に「フロントヘビー」になってしまい、さすがに長時間の撮影、特にスナップには向いていないかなと感じました。
レンズの操作感も、少し重たいピントリングが印象的でした。
普段使っているSummiluxと比べると、少し手こずる部分があったのは正直なところです。
もちろん、これも慣れの問題かもしれませんが、最初の数回はかなり苦戦しました。
とはいえ、重さや操作感を乗り越えると、素晴らしい描写が待っています。色味、特に青の美しさは、ライカならではの魅力が詰まっていて、写真を見返すたびに「やっぱり良いな」と思わせてくれました。
作例については動画で出してますので、よかったらこちらも御覧ください。
Summicron vs. Sigma 90mm – 使いやすさを比較
次に普段から愛用しているSigma 90mm Contemporaryとの比較です。
こちらは軽くて、オートフォーカスが使えるという点で、操作のしやすさは圧倒的にSigmaに軍配が上がりました。
実際、外でのスナップや動きのあるシーンでは、軽量なSigmaの方が使い勝手が良い場面が多かったです。
SONY用のEマウントもあるので、もし気になる方はチェックしてみてください。
個人的にめっちゃお気に入りの一本です。
しかも、この値段!?
より明るいレンズをお探しなら、LUMIXの85mmもおすすめです。
ちなみに描写の美しさで言えば、Summicron 90mmはすごいです。
特に、F5.6からF8くらいまで絞ったときの解像感は、別次元の美しさがあります。
髪の毛一本一本までしっかりと表現してくれるのであれば、スタジオでのポートレート撮影なんかには、このレンズはハマりそうです。
それに、Leicaのレンズならではの「持つ喜び」もあります。
デザインの美しさ、触ったときの質感、そしてカメラバッグに収まったときの満足感は、他にはない魅力です。
もし「使いやすさ」よりも「所有欲」や「美しい描写」を重視したい方には、やはりLeica Summicron 90mmは一度試してみる価値があると思います。
Summicron 90mmの現実
スタジオ撮影をメインにするとなれば、このレンズを一本持っておくと、撮影の幅が広がる気はします。
ただ、外での撮影では少し苦労しそうです。
というか、苦労しました。笑
重量や長さのせいで、スナップ撮影にはちょっと不向きかもしれません。
さらに動きのある被写体を撮るとなると、やはり私のスキルでは使いこなすのが難しいと感じる場面も多かったです。
90mmを何度も使ってみて思ったことは、やはり私には50mmが一番合っているということです。
90mmは圧縮効果が強く、面白い描写ができるのですが、一方で絵作りはかなりタイトになるので、風景やスナップには少し扱いにくい場面がありました。
それに比べて、50mmの自然な画角は、どんなシーンでも使いやすく、やはりメインレンズはこっちになりそうです。
とは言え、これからもいろいろなレンズを試していきたい気持ちは変わりません。
特に、90mmレンズでポートレート撮影の機会があるなら、それはそれでSummicron 90mmの出番が来るかもしれませんね。
まとめ – レンズ選びはやっぱり経験が大事
Summicron 90mmを使いこなすには、私にはまだ少し時間が必要だと感じました。
それでも、このレンズの描写力やデザインは本当に素晴らしく、Leicaの魅力を存分に感じさせてくれる一本です。
Sigma 90mmや他のレンズも魅力的ですが、最終的には自分のフォトスタイルに合うかどうかが重要ですね。
レンズ選びは、一度使ってみないと分からない部分がたくさんあります。
そういう意味では、試してみたい90mmは他にもあります。
中華レンズとあなどることなかれ。
f1.25はちょっと未知の領域です。
みなさんも、気になるレンズがあればぜひ一度試してみてください。
きっと、新しい発見があるはずです。
それでは、また次回の記事でまたお会いしましょう。
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