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【デジタル写真集】FUTURISIA: 旅立ちの刻 〜デジタル写真集で描く過去と未来〜

先日、2作目のデジタル写真集を発売した。
タイトルは「FUTURISIA: 旅立ちの刻」

価格: 350円(試し読み無料)
*Kindle Unlimited対応

FUTURISIAとは、簡単に言うなら「未来の、未来的な」という意味。
前作の「NOSTALGIA:心の旅」との連作というか、対の作品集になっている。
今回はこのデジタル写真集について、より詳しい解説をしてみようと思う。
そうした背景を知ることで、作品の楽しみ方がさらに増すはずだから。


2022年~23年の出会いと混乱

2022年から2023年は、Leica好き、写真好きの僕にとって一つの転換点だった。
ライカ M11を通じて、多くの人と出会い、知り合い、刺激を受けた良い年でもあり、同時に混乱に巻き込まれた波乱の年でもあった。
この時期に撮影した写真たちは、そのすべてを映し出している。

僕の写真は基本的に抽象や幻想的なシーンが多い。
その場所や人物の具体性よりも、その瞬間に感じた感覚や感情、色や空気感を優先して切り取ることを大切にしている。

とはいえ、撮影した瞬間の記憶やその前後の文脈は、僕の中でしっかりと刻まれている。
だからこそ、どの一枚も、良いも悪いも含めて、その時々の自分自身と必ずつながっているのだと思う。

今回の写真集「FUTURISIA」は、そんな思いを無理やりにでも区分し、過去と未来を切り分けた2部構成の作品だ。

過去への決別と、未来への希望。

この二つのテーマが、NOSTALGIAとFUTURISIAという二つの写真集に込められている。

未来を切り拓くためには、まず過去と向き合い、その上で未来に進む必要がある。

だからこそ、過去を振り返り、未来を見据えるためのけじめとして、このNOSTALGIAとFUTURISIAという二つの作品集を世に送り出した。

ライカで撮る楽しみ、M11の日常

この2つの作品集のほとんどの写真は、Leica M11で撮影している。
(一部、Leica SL2-Sで撮影したものも含まれるが、全体としてはLeica100%だ。)

ライカ M11は、僕にとって単なる撮影機材ではない。
小型でどこへ行くにもバッグに入れて持ち歩く。
誇張ではなく、本当に365日、毎日持ち歩いているのだ。

オートフォーカスのないレンズで、ピントを合わせる楽しさ。
手動で絞りを変え、シャッタースピードをコントロールし、ISOはほとんどいつも200に固定したまま。
まるでかつてのフィルムカメラを使うような感覚で、僕はこのデジタルカメラを操作している。

ライカ M11を使うことで、写真撮影がよりアナログ的な楽しみに変わる。
便利ではないかもしれないが、だからこそ楽しい。

手間がかかること、すべてを自分でコントロールすること。
機械やAIが何でもやってくれる時代だからこそ、こうした手間がかかるプロセスが最高の楽しみなんだと思う。

少し余談になるけど、もし、写真撮影を楽しむための相棒を探しているなら、ライカは一考の価値がある。
シンプルな操作性と、アナログ的な撮影体験が、きっと君を写真の世界に引き込んでくれるはずだ。
写真を撮る喜びを再発見したいなら、このカメラが君の期待に応えてくれるだろう。

過去との決別と新しい未来への出発

「FUTURISIA」は、単なる写真集ではない。
過去と未来の間に立ち、未来への旅立ちを記録した作品だ。

2020年から2023年にかけて、僕はデジタル写真で表現できることを追求し続けてきた。
そしてその集大成が「NOSTALGIA」と「FUTURISIA」という二つの写真集に結実したと思っている。

「NOSTALGIA」は、過去の振り返りであり、過去との決別を意味する。
そして、その決別を踏まえて未来を描いたのが「FUTURISIA」だ。

2023年までに僕が見た未来、それがこの写真集に込められている。
ただし、2024年に入った今、その「未来」もまた過去として振り返られる瞬間が来るのだろう。

今、僕はさらにアナログな世界へと踏み出している。

デジタルで撮る楽しさを知ったからこそ、今度はモノクロやフィルムで新しい表現を追求しているのだ。
これまで敬遠していた技法やスタイルにも挑戦し、新たな写真の楽しさを発見している。

「FUTURISIA」は、「NOSTALGIA」から見たら未来。
しかし、今僕が見つめている未来は、もうすでに別のものであり、より新しい世界だ。

過去と未来は繰り返しつながっている。

だからこそ、ライカ M11というカメラを手に、次の未来を切り開く準備をしているんだ。

Andyのデジタル写真集

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