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旅するLeica|ホテル暮らしミニマリストが切り取る新宿雑景

動画でも作例を出しています

ホテル暮らしを始めて、もうすぐ4年が経とうとしている。

家を捨て、東京、京都、福岡を飛び回る暮らしにもずいぶん慣れた。

東京、新宿。

定宿にしているホテルからの景色

エネルギーの塊のようなこの街が、

私は好きだし、苦手でもある。

新宿の雑踏に身を置くと、過去と現在が交差する。

手に持つLeica M4-2。

部屋の鏡でセルフ・ポートレート

私と同じ年に生まれたカメラが、静かに時を刻む。

1979年製のこのカメラは、まるで私の分身のようだ。

シャッターを切るたび、フィルムに焼きつくのは光と影の物語。

だが、写真には写らないものがある。

西新宿のビル群が空に向かって伸びる。

その中で微かに聞こえるジャズのメロディ。

小道に立つ居酒屋から漂う焼き鳥の香り。

大きすぎるコーン

信号待ちで交わされる人々の短い会話。

風に乗って聞こえる笑い声やため息。

ゴールデン街のネオンが灯る頃、昭和の残響が私を包む。

薄暗い路地裏、消えかけた看板、足元のアスファルトの冷たさ。

エルメスの正面にはZARA

それらはフィルムに収まらないが、心に刻まれる。

カメラを通して見える新宿は、静かな混沌の街。

写真には映らない、街の鼓動。

その一瞬一瞬を愛おしく感じながら、私は歩き続ける。

Leica M4-2とともに。

新宿夕景

告知

Leicaに恋して。写真展、開催します。
開催日
2024年11月20日(水)〜24日(日)

ai gallery
大阪市中央区南船場2-10-17
(大阪・心斎橋駅から徒歩6分)

詳しくはこちら

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