モノの管理コストって意味が、ミニマリストになってようやくわかってきたって話。
モノをたくさん所有していると、その管理コストがかかるって意味がミニマリストになってようやくわかるようになってきた。
そもそも管理コストってそもそも何?ってところだけど、簡単に言えば…
「システムの運用に必要な費用(コスト)を検討し、管理すること。機器の購入費用、保守費用、維持費、アップグレード費などがある。」
らしい。
なるほど、ボクらはいつも、購入費は意識するけど、それ以外の部分については意識が向かないのかも知れない。
例えば革靴なんてそう。
4〜5足あるとそれを磨くだけでもけっこうな時間取られるし(保守費用)
下駄箱が足りなければ買い足さないといけないかもしれない(維持費)
靴底や靴紐、保守用品の買い替えも必要だろう(アップグレード費)
お気に入りの1足に絞ることで、それらのコストを5分の1にできるわけだ。
さらに、そのお気に入りの一足を丁寧に磨くことが出来る。
2倍の時間をかけて磨いても、4足磨く時間の半分で済む。
もちろん、毎日はけばそれだけ劣化は早くなると思うけど、じゃあ4〜5足必要かどうかはまた別の話だ。
この考え方が、すべての持ち物に適応される。
するとどうだろう、管理コストが持ち物の数で掛け算的に増えて行く。
所有しているだけで、別にコストなんかかかってないよ。
と思っても、それは意識していないってだけだ。
使わずに放置していても部屋に置いてあればそれだけで家賃をくってるわけで、それは一種の維持費だし、たまに取り出して使えない状態になっていたら、少なからず保守費用やアップグレード費はかかってくる。
例えばシルバーのリングが黒ずんでいたり、古いレザージャケットがカビていたり、久しぶりに取り出した腕時計の電池が切れていたりするのがそれだ。
これからの時代、コスト感覚を持つことはすごく重要なことになる。
購入費以外の管理コストを意識してないってことは、自分が使ったお金を把握できないってだけではなく、そのものが持つ価値を正しく把握してないってことだ。
だから維持、保守をないがしろにして、いざというときに使えない状態になる。
モノの数が問題なのではなく、一つ一つのモノに向き合えていないことが問題なんだと思う。
まもなく、キャッシュレス化が進み、現金を手元で使わない時代がやってくる。
その時に、コスト感覚を持っていれば、いろんな価値が顕在化する。
目に見えるものしか価値を感じられない人と、その向こう側いにいろんな価値を感じられる人。
さて、あなたはどちらになりたいだろうか?
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