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Leica SUMMICRON C 40mm f2がスナップに最高な3つの理由
私の愛用する「Leica SUMMICRON C 40mm f2」は、クラシックなレンズの中でもイチオシにオススメしたい逸品です。
サイズ感や描写力に加えて、その独特なボケ味と使い勝手の良さがたまりません。
今回は、このレンズがなぜ「最高」なのか、3つのポイントに絞ってご紹介します。
1. コンパクトで持ち運びやすい
スナップ好きにとっては、軽量コンパクトであることは本当に大事なことだと思っています。
フィルムカメラやデジタルカメラを持ち歩く際、レンズの大きさや重さって意外と気になりませんか?
SUMMICRON C 40mm f2は、その点で圧倒的なアドバンテージがあります。小型で軽量なので、カメラバッグに入れても嵩張らないし、ちょっとしたお出かけや旅行にも気軽に持ち出せます。
街中を散歩しながら、ふと目に留まった風景や瞬間をサッと切り取るにはぴったりのレンズと言えます。
いつでも気軽に持ち運べる相棒を探している方には、ぜひ一度手に取ってみて欲しいですね。
しかも、このコンパクトさからは想像できないくらいの高性能な描写を誇ります。
まさに「小さくても侮れない」レンズです。
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なかなか市場には出回っていないので、状態が良いものを見つけたら即購入の気合は必要かもしれません。
ちなみに、40mmという焦点距離に慣れてから・・・という方にはVoigtlanderのNOKTON Classic もオススメ。
ぶっちゃけ、絞って撮るならこちらでも十分すぎるくらい良いレンズです。
2. 柔らかくもシャープな描写力
Leica SUMMICRON C 40mm f2の特徴は、その「柔らかさ」と「シャープさ」のバランスが絶妙なところです。
特に、開放絞りf2で撮影すると、被写体は柔らかく背景に溶け込みながらも、ピントが合っている部分は驚くほどシャープ。
これがこのレンズの真骨頂と言っても過言ではありません。
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背景のボケ味も非常に美しく、写真全体に立体感を与えます。
特にポートレート撮影では、このボケ味が人物の存在感を引き立て、撮った写真がどこかノスタルジックで情緒豊かなものに感じられます。
風景写真でも、主役をしっかりと引き立たせつつ、背景をふんわりとぼかすことで、奥行きのある一枚に仕上がります。
もし、撮影する被写体が多岐にわたる方や、日常のスナップでもプロフェッショナルな雰囲気を求める方は、このレンズを一度試してみる価値があると思います。
3. コストパフォーマンスの高さ
Leicaと聞くと、「高級」なイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし、このSUMMICRON C 40mm f2は、Leicaレンズの中では比較的手頃な価格帯に位置しており、まさに「手に届くLeica」と言える存在です。
(最近、少し値上がりしたかもですが・・・)
価格を考えると、その描写力やビルドクオリティ、Leica特有の光学性能は驚きです。
クラシックなデザインと現代のカメラとの相性も抜群なので、フィルムカメラでもデジタルカメラでも、その性能を十分に発揮できます。
「Leicaのレンズを使ってみたいけど、どれがいいかわからない」という方には、まずこのレンズを選んでみてはいかがでしょうか。
私も初めてこのレンズを使った時、そのパフォーマンスに驚きましたし、同時に「こんなに素晴らしい描写力がこの価格で?」と思ったものです。
まさに「コスパ最強」のレンズです。
まとめ
Leica SUMMICRON C 40mm f2は日常を特別にするレンズで、そのコンパクトさ、描写力、そしてコストパフォーマンスの高さは本当に秀逸。
特に、日常のスナップや旅行、ポートレート撮影において、このレンズは写真をより一層特別なものにしてくれるはず。
Leicaのレンズに興味がある方、クラシックでありながら現代的な撮影体験を楽しみたい方には、このレンズが最適だと思っています。
ぜひ、あなたのカメラバッグに一つ加えて、撮影を楽しんでみてください。
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PICK UP
今回は私が影響を受けた写真集をご紹介。
奥山由之さんは、日本を代表する写真家で、独自の色彩感覚と柔らかい光の使い方が特徴的なスタイルで注目を集めています。
広告、ファッション、雑誌など多岐にわたるフィールドで活躍しており、その世界観は繊細かつ印象的です。
また、自然体のポートレートや日常の一瞬を切り取るセンスには定評があり、国内外で多くの支持を得ています。
『BACON ICE CREAM』
ポップな色使いとユーモアが融合したこの作品は、奥山由之さんの独自の視点が際立ちます。日常のありふれた風景や人物を、彼らしいユニークな感性で切り取り、写真が持つエネルギーを感じさせます。視覚的にも楽しめるだけでなく、何気ないものに新しい価値を見出す力を教えてくれる写真集です。
『The Good Side』
この写真集では、奥山由之さんが捉えた日常の中の美しい瞬間が詰め込まれています。柔らかな光とシンプルな構図が、まるで空気感まで感じられるような作品を生み出しています。ページをめくるごとに、彼の視点で切り取られた優しい世界が広がり、日常の中の特別な瞬間に気づかせてくれる一冊です。
『flowers』
花をテーマにしたこの作品では、被写体の持つ生命力や美しさをシンプルに捉えつつも、奥山由之さんならではの感覚が反映されています。繊細でありながらも大胆な構図と色彩が、見る者に強く訴えかけ、自然の持つ美しさと儚さを再発見させてくれる一冊です。
『windows』
奥山由之さん独自の視点と感性が詰まった作品で、まさに「窓」を通して日常や風景を切り取ったような魅力が感じられます。
彼の写真には、光や影の繊細な移り変わり、ガラス越しに見える景色の曖昧さや儚さが見事に表現されており、見る者にさまざまな感情や物語を想起させます。
『A LIGHT UN LIGHT』
奥山由之さんの特有の美学と独自の視点が見事に表現された作品です。この写真集は、光と影の織り成す美しい世界を探求し、奥山さんの感受性豊かな視点で「光と闇」の微妙なバランスを切り取ったものです。