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手放すレンズを迷っています!VARIO-ELMARIT-SL 24-70mmの断捨離に踏ん切れない3つの理由|Leicaに恋して。

最近は、ますます写真を撮る楽しさを再確認している。
これもフィルムやモノクロにまで幅を広げたおかげだと感じる。

その一方で、ふと機材を見直していたら半年間まったく使っていないレンズがあることに気づいた。
それが「VARIO-ELMARIT-SL 24-70mm」。
このレンズを手放すべきかどうか、けっこう長い事悩んでいたりする。
今回はその踏ん切りをつけるための思考整理のお話。

半年間使用しなかったレンズ

前々から、使わない機材を持たないっていうのが私のポリシー。
これはミニマリスト的な考え方かもしれないけど、半年も使っていないものは今後も使わないだろうって判断。
写真を撮る上で、本当に必要な機材だけを持っていたい。

どこに撮影に行くにしても、身軽な方が自由に動けて楽しいし、何より楽だ。
余計なものがないと、撮影に集中できるし、限定条件の中での新しいアイデアも生まれやすい。

ただ、不思議なことに写真とは、自分の撮りたいものや嗜好性、そのときの表現イメージによっては過去に使っていたものが再び良く思えることが少なくない。
一度は手放したLeica Q2なんかはとても良い例だと思う。

だからこそ、VARIO-ELMARIT-SL 24-70を手放すかどうかは真剣に考えている。

手放すか迷う理由①使い所

再び使うかも・・・という理由以外に、手放すのをためらう理由もある。

ひとつには、24-70mmの焦点距離をカバーしていて万能だということ。
一本で広角から中望遠まで撮れるから、持っていると安心感があるのは間違いない。

と、頭では理解していても、実際にはこのレンズを使う機会が少ないというのも事実。
スナップ撮影に出かけるときは、もっと軽くて小さいレンズを選んでしまうし、簡単な業務でのスタジオや部屋撮りならSIGMA90mmやズミルックス50mmを使う。

もちろん、ポートレート撮影や屋内でのカフェメニュー撮影なんかはこのレンズが1本あるといろいろと助かるだろう。
ただ、基本的に私はそのような被写体は撮影しない。

仮にそのような撮影機会があったとしても、他の手持ちのレンズでほとんど代替できてしまうと思う。
50mmのレンズをAPS-Cモードで使えば75mm相当になるし、90mmのレンズもあるから中望遠域はカバーできる。

広角側も40mmや50mmで自分の撮りたいものは撮れているし、これ以上広い画角となると、iPhoneや業務用として所有しているSONYのZVE-10を使えば事足りる。

さらに大掛かりな撮影の場合はプロのカメラマンさんに依頼するから、それこそカメラそのものが不要になる。

そう考えると、「いつか使うかも」という思いだけで持ち続けるのはあまり得策ではなさそうだ。

手放すか迷う理由②重量と取り回し

このレンズ、性能は申し分ないんだけど、やっぱり重さと大きさがネックなのは間違いない。
スナップメインの私としては、長時間の撮影や持ち歩きを考えると、もう少し軽い方がありがたい。

軽い機材だと、撮影のハードルが下がって気軽に出かけられるから、写真を撮る楽しさも増す。
それに対して、VARIO-ELMARIT-SL 24-70はかなり限定条件での撮影になってしまう。

例えば、車やバイクなどの移動手段を持っていて、自力で持ち歩く時間が短いという人にとってはこのあたりは苦痛にはならないと思う。
あるいは外ロケだとしても、モデルさんを2時間だけ撮影する、というようなシチュエーションであれば、重さよりも汎用性を優先する気にもなれる。

ただ、ふらふらと目的もなく、気ままに歩き回るスナップとなるとやはり話は別だ。
街なかで大きなレンズを構えるのもなかなかに気が引ける。

そもそも、写真って、自分が何を撮りたいかが大切だから、無理に焦点距離をカバーしなくてもいいのかもしれない。

お気に入りの単焦点で、気軽にスナップしてまわる方が自分には合っていると思う。
特にSIGMA 90mmの描写はお気に入り。
これのお陰でVARIO-ELMARIT-SL 24-70でなくてはならない理由が無くなってしまった。

手放すか迷う理由②ライカブランドへのこだわり

やっぱり一番の理由はこれだと思う。
ライカブランドであることは、とても大きな魅力だ。
ライカの持つ独特の描写や質感、所有する喜びっていうのは特別なものがある。

他のレンズと構成がまったく一緒だ、みたいな話もあるけど、それとこれとは話は別。
何を持ちたいか、何で撮りたいか、は機能よりも大事だと思う。

とは言え、あまり出番がないということなら、一度手放して、どうしても24-70が必要ならSIGMAに乗り換える手もあるわけだ・・・

まぁ、なんだかんだ言ったところで、使わないで持っているだけっていうのもレンズにとってはかわいそうかなって思う。

誰か他の人がこのレンズで素晴らしい写真を撮ってくれるなら、その方がレンズも喜ぶんじゃないかってのは手放すための自己説得。

結局のところ、自分の撮影スタイルに本当に必要な機材は何かを見極めることが大切なんだと思う。
使わない機材を手放すことで、新しい撮影の可能性が広がるかもしれない。

写真を撮る楽しさを追求するなら、身軽になって自由に撮影に出かけるのはとてもオススメ。

さて、皆さんはどう思う?
機材の断捨離について、ぜひ意見を聞かせてほしい。

写真って本当に楽しい。
手放すにしても、残すにしても、これからも自分なりのスタイルで撮影を楽しんでいきたいと思う。

それではまた。


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PICK UP

今週のPICK UPはLマウントレンズ。サードパーティ製のレンズも非常に魅力的です。
特にSIGMAの90mm F2.8 DG DN Contemporaryは、優れた描写力と軽量コンパクトな設計で、多くのフォトグラファーに支持されています。(私も愛用中)
このレンズはポートレートやスナップに最適で、お値段も控えめ。
外観もLeicaのカメラと完璧にマッチします。
他にもPanasonicや七工匠などから多彩なLマウントレンズが登場しており、幅広い選択肢が魅力です。


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