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ミニマリストであるために、「私服の制服化」ではなく、「制服の私服化」を目指してる。

咲いたと思った桜が散り、季節は初夏にむけてスピードを上げていく。
まだ僅かに冷気を残した朝の風も、昼にはあたたかな薫風に変わる。

服を減らすと、季節の移ろいとか、日々の気温変化に敏感になるのかもしれない。
そんな、本当は当たり前のことを忘れていたことに気がつく。

よく、「私服の制服化」って聞くけど、僕の場合は逆で「制服の私服化」を進めてる。

仕事ではジャケパンがベースだから、休日はそれをカジュアルダウンするイメージでワードローブを構築する。

ベースはCOMME CA MENの洗濯機で洗えるセットアップ。
これはスゴく使える。
シーズンを通して一回しかクリーニングにださないスーツより、毎週末にあらえるこのセットアップは遥かに清潔だと思う。

年間レベルの着回しでいえば、夏にベースの服を決めて、寒くなるにつれて重ね着をするイメージ。

いまはまだ中に白シャツとかカーディガンを合わせているけど、GWが終わればVネックの白Tシャツ一枚をベースにする。
(一応、打合せがあるときだけ、白シャツとネクタイを着用する。)
夏が終わるまでは基本これだけだ。

涼しくなってきたらセットアップを夏用から冬用に変更する。
もっと涼しくなってきたらTシャツにカーディガンやニットベストを重ね、それでも寒い時期になればシャツを着る。
本格的な冬が来たらあとはコートを着るだけだ。

これがベースで、休日はもっとラフな感じに着崩すだけ。
ジーンズはUNIQLOのストレッチブラックデニムが1本だけ。
夏はそれにVネックのTシャツがベース。
少しだけキチンとしたいときは、その上に白シャツを羽織ることもある。

秋はTシャツの上にカーディガンを合わせたり、それでも寒いときはパーカーを着たりする。
冬は年内だとMA-1、もしくはビジネスにも使えるチェスターコートがメインになる感じで、中身はほとんど変わらない。

サラリーマンにとって、ホントに必要な服って、実はスーツとシャツ5枚。
あとは土日は出掛ける用と寛ぎ用があれば良いってことに気がついた。

もちろん、それ以外に趣味があれば、もっと持ち物は増えるけど、基本は七日間をカバー出来るだけで良いハズなんだ。
七着あれば、週一で洗濯すればイイし、乾燥機だって使えばもっと減らせる。

ところが、実際のボクらときたら、やっぱりモノを持ちすぎてる。

でも、おもしろいことに、その事実はモノを減らしまくって初めて気がつくんだ。
たくさん持っているウチは、たくさん持っていることにすら気が付かない。
ホント、不思議だ。

ボクは2018年の大晦日に引っ越してからも、ガリガリに持ち物を減らしてきた。
服は引っ越し当初は30着あった。
それが、いまではアウターからボトムスまで合わせて20アイテムになった。

そこまで減らしたら、あとは本当に自分が良いと思う服を少数精鋭で買い換えていくだけでいい。
自分がコントロール出来るだけの服の数は、スゴく暮らしを快適にしてくれる。

ちなみに、服にどれだけお金をかけられるか、はスゴくその人の価値観が表れる部分だと思う。
そこは断捨離をするにあたっても、それぞれがしっかり考えて明確にして置いたほうが良い部分だと思う。

例えば、ボクは衣料費に関しては「一年利用=1万円」を1つの基準にしてる。

一年通して着倒すものは1万円まで出せる。
だからワンシーズンなら割って3000円。

逆に10年使うなら10万円出しても良いとも思う。財布やベルトなどのこもがそうだ。

もちろん例外もある。

例えば、去年はカシミヤ100%のチェスターコートを買おうと思っていた。
値段は18万円。
もちろん、それなりに良いモノだ。

でも、断捨離を続けていくなかで、本当にそこまで欲しいか?と問いかけるようになった。
服の賞味期限について、考えるようになったからだ。

最近、断捨離の結果処分した服の傾向を見てると、どうも二十代の頃に買ったモノが多いことに気づく。
次々と賞味期限切れになってきている。
やっぱりその歳に応じた旬の服、装いってものがあるから、こればかりは仕方ない。

この賞味期限のことを考えると、「10年着れる」はメリットにならない。
むしろムダに高いから捨てられず、服に10年縛られる可能性もある。

それなら、そこそこの良いものを3〜5年の周期で着倒して行くほうが断然お得なのではないか・・・
そうなると、10年着る構想は一回忘れて、基本三年ベースでワードローブを構築していこう。
というのが現在の基本コンセプトになった。

そこからさらに発展し、「服は消耗品」という考え方になったのは最近のことだ。
洗剤や歯磨き粉、ティッシュなんかと同じ扱い。
そう考えたら、ワンシーズンに全ての服を入れ替える、というのもありかもしれない。
年間を通して着れる服は多くない。
なので、その数着にだけを例外として、基本の構成をUNIQLOをベースに見直そうとしている。
多分、今年の夏には一度、すべての服が捨てられ、夏用のズボンとTシャツだけになると思う。
それがいいかどうかはわからない。
全ては試してみて、自分で納得するしかないから。

趣味、思考の変化は自身の成長の証。
どんどん思考のバージョンアップを重ねて、心地よい暮らしを創っていこう。

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