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「仏が真の仏様になった日」

1月22日、祖母に面会の連絡をしようと思っていた時に、偶然にもその施設から連絡。

息をしていない、と。

活動を中座させていただき、祖母の許に。

バイタルサインは0。

でも、触れてみるとまだ温かった。

次第に冷たくなる身体と一定音で鳴り響く機械音に、祖母の死を実感。

祖母は、小さな頃からヤンチャな自分が何をしでかしても絶対に怒らなかった。

中学3年生の時から伯母と一緒に母親代わりとして面倒をみてくれていた。

どんなことがあっても怒らない、他人の悪口を言わない、尊敬に値する仏のような人だった。

でも、3年前、娘である伯母が逝去した日に祖母は歩けなくなり、認知症に。

それから施設に入ったまま、コロナ禍に。

会えてなかったことを後悔した1月22日がやってきた。

60歳の伯母の亡くなったのが自分の誕生日の翌日。

90歳の祖母の亡くなったのが父の誕生日の前日。

葬儀の準備中にこの事実が何を示唆しているのか色々と考えさせられた。

通夜式・告別式は喪主の意向とコロナ禍ということもあり、縮小挙行。

祖母とは友人達と鍋やコンロを囲んで、飲む機会が幾度もあったので、学生時代に遊びに来ていた友人達にも伝えたかった。  



もちろん祖母とかかわりのあった友人やご近所さんにも。

このご時世故の判断であることをご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

ご参列、ご弔意をいただきました方々、そして伝統的で素晴らしい出棺を演出していただいた消防団の皆様には、改めて、故人に代わって、遺族を代表して、心から感謝申し上げます。



極楽浄土への旅路も、すでに仏のような祖母なら迷うことなく歩んでいけると思いますが、今しばらく祈りを運んで参りたいと思います。

大らかな心で、身口意が清められた仏のような祖母の他界を機に、自分もそんな器の人物にならなければ、と自らを顧み、気づかされることが多かったです。

数え92歳の大往生も天晴れです。

鬼?のように怖かったじいちゃんに添い遂げた小柄なばあちゃんの偉大さを讃え、心からの感謝を込めて、冥福をお祈りします。

さぁ明日から自分のルーツに基づいた、自分らしい自分、自分が尊敬できる自分、世の中に必要とされる自分をめざして、心新たにスタートを切りたいと思います。

今後とも、変わらぬご指導とご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

今年は、原点回帰で、温故知新のイノベーション&レボリューションに虎威!

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