回避依存症と恋愛依存症➁~見捨てられないための行動の違い~
こんにちは。
心理カウンセリングCREAR(クレアル)代表
公認心理師で心理カウンセラーの蔵野まどかです。
前回の記事「回避依存症と恋愛依存症①~共依存~」では、「共依存」についての説明しました。
そこで、回避依存症と恋愛依存症は、幼少期の親子関係による影響を受けているとお伝えしましたよね。今回はその要点をまとめたいと思います。
幼少期の影響で、見捨てられないための行動が異なる二人
恋愛依存症は、幼少期の両親の共働きや、その他様々な家の事情であまり構ってもらえず、親子関係に寂しさを感じていた人に多いです。
その影響は、「人に求められることで安心する」といった心理が対人関係にあらわれるようになります。
対して回避依存症者は、親子関係 (特に母親との関係) において、過干渉であったり、親からの要求には応えなくてはいけないといった自分を抑えて従わざるを得ない、命令的・支配的な環境で育った人に多いです。
影響として、「支配・束縛を嫌う、人と親密になるのが怖い」という心理が、対人関係の築き方にあらわれるようになります。
比率的には、女性は恋愛依存症、男性が回避依存症になりやすい傾向にあります。(※傾向が多いというだけで、男性の恋愛依存症も、女性の回避依存症も存在します。)
回避依存症と恋愛依存症に共通しているのは、根底に「見捨てられることへの不安」を持っているという点です。これは、上で述べたような幼少期の親子関係によって身についてしまうものなのですが、無意識的に取る見捨てられないための行動が両者では異なります。
それを踏まえて、次回の記事では、回避依存症と恋愛依存症の恋愛において、利害関係を成り立たせている欲求の埋め方の違いについて書いていきます。
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