言葉に打ちのめされたから、言葉で這い上がってやる。
「好きピの好き碑(ひ)」
好きピが忘れてったもの ぜんぶ集めて
私と話して 私と食べて 私と居て
最後には立ち去ってしまう
そんな好きピはいつも何かを忘れていく
それを集める あなたの代わりに
常に居てはくれないあなた
代用品が増えていく
(イマドキの若い子って彼氏のこと「彼ピ」っていうじゃないですか。
ピっていいよね、なんか堅苦しさがないというか、婚姻関係まではいかない自由な「好き」って感じがして。)
この「好き碑」という聞きなれない言葉は、『Phrase plus』という、ランダムに単語を組み合わせて新しい造語を作るアプリによるものです。(「好きピ」はそこからの語呂合わせです)
自分の発想力の外にある言葉の化学反応が楽しかったので、そこからおもしろい文章が書けるかなっていうチャレンジをしてみました。
ここからは「詞」の形にもできあがってない、ランダム単語から連想された言葉達です。
「夢追い人工知能」
→人間に作られた人工知能は人間になりたい夢を追う。しかし人間につくられた事実は消えないので本質的に人間になれない。AIの悲哀。
「アンチエイジング両面テープ」
→やすい(安易な)方法で手っ取り早く若さを手に入れたい人間の強欲。
「先制ドラムスティック」
→メロディが始まる前に、ドラムスティックから刻まれるリズムが好き。楽曲の世界に入るドアをノックしている気持ちになる。
「過積載回数券」
→前もって買っておけば、少しの違反も認められてしまう不条理だって、世の中にはある。糞真面目に生きすぎても息苦しくなっちゃうから、少しぐらい不条理に乗っかっちゃおうか。
「もっと楽な困難者」
→そんなに辛い思いしなくても、楽に生きる方法はあるのに。楽に生きる方法にはそれなりの嫌なことがあるものだ。しかし、路上生活を強いられている人は、貧困ビジネスから逃げるため敢えて困難な道を歩いているのだ。これは実際に路上生活者支援NPOに参加して感じたこと。
「賃金生物」
→賃金を得ることが生きる目的。心理的やりがいはもう無い。感情を自分の手で殺すことで唯一の目的のために茨の道を進む生物こと人間。
「ささやき投光器」
→愛する息子が失敗してしまった。説明責任果たさないといけない。ずーっと息子のこと助けてきたから、私母だから。きっとバレないから、ささやいてゴールの光へ導いてあげましょう。愛する息子のためだから。だいぶ古いけど船場吉兆の女将ネタです。
以上!)^o^(
言葉に負けない!
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