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抑圧だらけの暗い世界観と渋谷「レナティス」

開発ナツメアタリ販売フリュー キャラの見た目綺麗さとフリューゲームは好きなので購入

世紀末と言っても過言ではない世界観と抑圧と解放

魔法使いを取り締まるMEAや反社組織ギルド、世間からの魔法使いに対する恐れもある世界で、MEA直属の自警団は魔法使いに敵わないと知ると罪を問われる対象でもない魔法使いの家族を付け狙い暴力を振るう、魔法使いを騙すなど直属とは思えないぐらいに野蛮だったり、一般人には魔法が目撃されると怯える人もいるが一斉にMEAに突き出すために写真撮られるなど目に見えて抑圧にまみれている暗い描写がとても閉鎖的で魅力がある。違法薬物ルブルムが出回り暴力を振るいあい、生活が破滅していたりなどあっまともなのは組織だけか思えば抑圧に支配されており、迫害対象とされた相手に対しては風当たりが強く、治安がどこも悪いのが良かった。世間的に怖がられるMEA所属以外の魔法使いだが性格が悪いというわけでもなく、バレないように行動し、ふざけ合い、学生特有の悩みを抱えてたり、人助けをする、など若者の青春していたりはする様がとても良い。サブクエが前述した世界観を表すものが多くルブルムによってモンスター化した人の介錯、和やかなクエスト、キャラ達の一面など惹かれるものがある。敵の魔法使いがタブーに触れるなどで感情を打ち明け激情に駆られ叫び、解放する様を第二形態で表してるのがとても良かった。

やり取りが可愛らしい

渋谷は再現されてはいる

実際にある商品や食事に店に、スクランブル交差点など再現がほぼされており現実的で没入しやすい。ただ細かい部分入れなくて階段一部入れない

新すばらしきこのせかいとのコラボ

中盤当たりで始めれて、新すばせかの死神ミッションを解決しコラボしてしまった世界から脱出が目的で、両陣営が掛け合って渋谷探索していきブランドなどの話で盛り上がり、とても和やかな内容になっていた。報酬もとても強力で魅力的。ただし新すばせかの話がかなり出てくるため未プレイだとついていけないかもしれない。

コラボ相手の看板に変わってるなど凝ってる

多めの問題点

ダンジョンが単調で、初見で通る時はパーティの会話があるため飽きにくいが構造がほぼ直線気味で不満。
悩んだり掛け合いはするもののストーリー含め表情差分イラストがなく顔つきも変わらないため、怒りに狂ってても、悲しくても、叫んでてもイマイチ盛り上がらない。中盤当たりから相手の攻撃を間近で回避しなければ攻撃が当たらない雑魚敵が登場するが、攻撃頻度もそこまで高くなく、回避したくて間近にいたとしても他の同じ雑魚敵が遠距離攻撃するとそちらを回避せざるを得ず回避できなくて時間がかかりすぎる。キャラごとに攻撃得意があるのだが、ウィザートを取る時誰がその取得する攻撃得意なのか表示されてくれない。取得済みならわかるが新規だと絵で察するしかなく不便。

総評 雰囲気はいいのに台無しが多い凡作

治安が悪くもキャラ達は若者の青春するぐらいに活気がある渋谷再現と、組織や世間など価値観による理不尽な抑圧表現など確かにいいが感情差分イラストがないのが致命的で、所々不便が満足度を損ねてるもったいないゲーム。ただ最後の展開は良かったのと、アップデート改善はされているようなのでPVなどに惹かれたなら是非プレイしてみてほしい。

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