どんなシューズでも治せますと思っていたのは、ただの思い上がりでした。 昨今、シューズ価格高騰から修理依頼が増加傾向にありますが、以前と比べて修理箇所が多いシューズも多発してきました。 以前なら、御役御免になってたであろうシューズも、あと一回あと一回と延命のチャンスを与えられるシューズ達。 シューズ達はとても幸せで、天寿をまっとう出来ることでしょう。 私にとっては不可解だったクライミングシューズは短命であるものとされた時代は終わりを告げました。 が、しかし、いよいよ廃車寸前
考える力がないと常々思う。 沢山の修理のご依頼を承らせて頂き、それに応えられるよう全力を尽くす。 ですが、考える力が思った以上にない事で、解決までに長い時間が掛かってしまう。 これだ!と思い付くまでの時間はイコールして、プロかアマチュアかの差に繋がるように思う。 思い付いた事を完璧に形にする事が出来るかどうかは問題ではなく、そこに行き着くまでの時間。 私はまだまだだなと、完成したシューズ眺めながら思う事は多々。 自己満足度は高め、完成度もまんざらではないにも関わらず、やは
クライミングシューズの修理について。 コロナ後の今と比較してコロナ前は割と綺麗なシューズのご依頼が多くありました。 ご依頼数は今の半分以下と余り多くなく、2週間ほどでお返ししておりました。 コロナ前は起業3年程度の若造修理店でしたし、リピーター様の数も少なかった事もありますが。比較として、不適格な面もありますが、あきらかに変わった点もいくつかあります。 そもそものシューズの値段が昨今の円安により5000円以上の値上げ。16000円くらいで買えたシューズが20000円オーバー
ようやく重い腰が上がり、このnoteに記事を書く気持ちがアガりました。 昔の話ですが、もう少し若い頃にはバイクのレースに給料の全てを投げ込み、一生バイク乗りだ!全てがレースの為、レースが第1優先という考えで生きておりました。 優秀だったかと問われると、かなり微妙でレース成績は奮わなかったのですが、そこで得た知識や技術は、今の靴修理にふんだんに活かされています。 無駄だったと思いたくない気持ちも何%かはありますが、当時、唯一の自己表現となるレース人生を通過していなければ、今の