面白きことは良きことなり        国語科塾講師9年生

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事勿れ主義vs施術中に〇〇〇〇するセラピスト

事の発端は、ホットペッパーからのクーポン券。 マッサージ等のリラクゼーションが3000円オフという破格で受けられるというのだ。 こちとら12連勤の最中。渡りに船。 近所のヘッドスパ専門店で施術の予約をした。 到着し、簡便な説明の後、個室に案内される。 仄暗い照明。 漂うアロマ的香り。 心地よいヒーリングミュージック。 そして始まるマッサージ。 いやぁ、うとうとしちゃったんですよね。 店員が。 施術の序盤、手による揉みほぐしの際は問題なかった。 異変が起きたのは「カッ

    • 命題:これは祖母あるあるなのか。

      世の「おばあちゃん」たちは、孫の胃袋はブラックホールのごとく限界がないモノだと考えがちだ。 世の真理のように言い切ったが、この結論を導くのに用いた調査サンプルはたった一件である。 何を隠そう、僕のおばあちゃんである。 先日、久々に祖父母を訪れた。 祖父母宅は、実家から二駅の距離。世の情勢は相も変わらず落ち着かないが、長らく顔を見せておらず、寂しがっていたそうなので出向くことにした。自分が顔を見せないことで寂しがってくれる相手なんぞ、世に数えるほどしかいないだろう。とても

      • 筆、搭乗拒否。

        なんと、文章をなかなか書けなくなった。 人生最大のスランプである。こんなこと、今まであったか? 書きたいことはそれなりにたくさんある。Evernoteに「書き起こしリスト」は作ってあり、そこには沢山のメモを書いている。 しかし、それをnoteに移そうとすると、これが難しい。 当然アプリに責任をなすりつけることはできない。noteはなんにも悪くない。 原因はただ一つ。文章を公開する、ということにまとわりつく「責任」に、チャーシューよろしく縛り上げられていることである。

        • ザ・日記

          本日、久々に出勤した。 この2ヶ月、ずっと家からオンラインで生徒たちと授業していたのだが、どうしても校舎でしなくてはならぬ作業が生まれ、仕方なしに出勤したのである。 仕方なしに、というのは世間の状況を鑑みての修辞である。個人的心持ちを述べれば「ひっさびさに出勤すっか〜!」とすこぶる前向きなものだった。 この二か月で改めて痛感した。自分の「引きこもり性能」の低さを。とにかく外に出たいのだ。 本日、関東も梅雨入り。誠に遺憾である。何勝手に毎年毎年律儀にやってきてくれてんだ

          記憶の出典不明

          「あれ、この話誰の何の文章で読んだんだっけ」 個人的あるある。 国語の先生という立場上、年間かなりの量の文章に触れるのだが、触れ方がちょっと特殊だ。入試の文章題は一冊の本の一部分を切り取ったものであるから、「色んな本の一部」だけをたくさん読むこととなる。入試の問題を読んで、前後が気になって実際に購入した本もある。野谷茂樹さんの「語りえぬものを語る」もそのひとつなのだが、僕が読んだ本の中でも指折りのお気に入りである。 色んな本の一部を多量に読むのは、一長一短だ。端的に言えば

          記憶の出典不明

          5/17 探検記

          引っ越しから2週間経ち、ようやく落ち着いた休日を手に入れた僕たちは、散歩に赴くことにした。 午前中に家事を済まし、15時過ぎに家を出た。 目的地は、公園である。 先ず、徒歩1分のところにあるスポーツオーソリティでボールを手に入れ、グーグルマップを開く。 「地図上で緑色になっているところはほぼ確実に公園だろ」という朦朧的経験から成る朦朧的憶測により、近場の「緑色の土地」を目指し、歩き始めた。 10分後、バーチャル上の緑地点にたどり着いた僕たちの前には、墓地が広がっていた。

          5/17 探検記

          久々ですねぇ

          いやはや。5月も半ばにして、今月2度目の投稿である。初っ端の投稿で「週3回ペースで投稿する」と息巻いて宣言していた気がするな。あのときの自分、青かったな〜。 いや、ちゃんと週3回ペースで投稿するつもりなのだ。ただ、5/2に引っ越しをし、以来バタバタとしていて、全く投稿する暇がなかったのだ。誰に言い訳をしているんや、僕は。 GWは引っ越しに関連する諸作業で終了した。具体的には、棚を組み立てたり、棚を組み立てたり、棚を組み立てたりした。 意外やもしれぬが、僕は「整頓大好きマ

          久々ですねぇ

          別れ

          5月、僕は段階的に引っ越しをする。 段階的にと言いつつも、明日の第一波で当面必要そうなものは全て持っていくので、ほぼほぼ明日で引っ越しは完了である。残すは冬服や本だけ。 引越しにあたり、色々な別れがあった。ヒトとではない。モノとの別れである。 もともとモノの少ない部屋であったのに、そこからさらに色々なモノをバシバシ捨てた。やる気スイッチが入ると、徹底的にやってしまうタイプなのだ。ジャガイモの皮剥きを頼まれて、中身まで微塵切りにするタイプである。何事も加減が大切だ。 モ

          エッセイ:Monster

          noteを始めて……何日めだ。知らん。わからん。数えるのも面倒だ。ということで、カウントは終了だ。今後の書き出し、どんなふうにしよう。 いつもは文章を書いてから題をつけるのだが、今回は題からつけた。ということで今回は、以前書いた、Monsterについてのエッセイをお読みいただきたいと思うのです。 言わずもがな、僕はエナジー飲料、Monsterを愛飲している。言わずもがな、と堂々と書いたが、まあ言わずもがなであろう。僕のことを知っている人は僕がMonsterに「愛してるよ…

          エッセイ:Monster

          身軽

          note始めて6日目にして、4本目の投稿である。 うん、まあまあナイスなペース。1000m通過60秒フラット。 4月ももうすぐ終わりですよ〜と言わんばかりにハツラツの太陽が輝いてらっしゃる、暑いなあ。こう天気がいいと、どうしてもアウトドア欲がムクムクと湧いてくる。キャンプに行きたい!川遊びしたい!山登りしたい!競馬場に行きたい!麻雀したい!麻雀したい! さて、5月には個人的ビッグイベントがある。 何を隠そう、引越しである。そないにビッグちゃうか。 引越しを目前にすると

          逃避!

          さて、noteを始めて3日目になる。この手のカウントはいつまで続けてよいものか悩ましいが、3はまだセーフやろ。そして、3本目の投稿である。毎日投稿できている、偉いぞ俺。 今日は昨日と打って変わってnoteの更新に意欲的である。理由は簡単だ。他にやるべきことがあるからだ。ヒトは、「第一にやるべきこと」があるとき、「次点以下のやるべきこと」ないしは「やらなくてよいこと」へのヤル気が数十倍になる。通称、「テスト期間部屋キレイになりがち現象」だ。これは国民の常識である。知らなかった

          逃避!

          先ずは一筆。

          「言葉を、言葉を紡ぐ力を、磨き続けよう。」 これは、とある国語科塾講師が、卒業しゆく生徒に送ったメッセージの一節だ。なんと素晴らしいメッセージであろうか。言葉を紡ぐことは、本当に大切な営みだ。心の底から共感できる。 なんせ、僕のセリフですから。 壮大な茶番から始めてしまったこの文章を、どういう毛色でまとめたものか、いささか不安だが、ひとまず書ききってみよう。 さて、話を戻すと。卒業時に限らず、常に僕は「言葉を紡ぐこと」の大切さを生徒たちに説いてきた。割と不真面目で割と

          先ずは一筆。