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ストックホルム-ラーメン編⑮:wagamama-
ストックホルムのど真ん中シティーセンターのWaterfront内にある「wagamama」さんに伺ってきました。
正直あまり他の方におすすめはしないのですが、ある意味で異国の地にはこういうラーメンを期待していたのではないかと思わせるなかなかに衝撃的なラーメンに出会うことができました。
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ラーメンを断面で見せている写真が目を引きます。日本ではたいていの場合上から取っている写真ばかりなので、これまでにない斬新な発想です。
店内は非常にお洒落な空間です。お洒落な空間でセンスのある日本食を食べたいという方たちをターゲットにしているのかもしれません。
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メニューはラーメンの他にも丼物やカレーや鉄板焼きもあります。
入口に大きな看板があったNikko curryは日光から来ているのか、どの辺が日光なのか気になったのですが、ラーメンを食べに来ていたためこの日は我慢することにしました。
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テーブルに置いてあるこちらのQRコードを読み取り注文をします。
遷移先のサイトでそのまま会計まで済ませることができるため大変便利です。
担々麺(tantanmen beef brisket)を注文しました。
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まず来た瞬間に「注文押し間違えてしまったかな」と思いました。
注文内容を先ほどのサイトで確認したところ担々麺になっている。確かに「beef brisket」とも書いてあるからこれであっているのかもしれない。
私が想像していた担々麺とはだいぶ雰囲気が異なります。
ウィキペディアによると担々麺とは下記のような定義のようです。
中国四川省発祥の辛みを利かせた挽肉やザーサイの細切りなどをのせた麺料理である。
私の認識もこの定義の通りで担々麺というと挽肉がのっているイメージですが、代わりに牛すじのようなお肉がのっています。加えてキムチとパクチーととりあえずアジアっぽいものがのっています。
見た目の斬新さに圧倒されてしまいましたが、麺が伸びてしまうといけないのでひとまず食べてみることにしました。
スープを一口。キムチの味しかしません笑。下の方までキムチがたっぷり入っているため、他の味や香りがほぼすべてキムチにかき消されています笑。
気を取り直して麺をいただくとすごく懐かしい感じがします。どこかで食べたことがあるなと思いだそうとしながら食べ進めると、「あ、これ給食で出たソフト麺だ!」と急に思い出しました。(最近はほとんど給食に出なくなってきたと聞いているため、ある程度年代などばれそうで嫌ですね。)
ラーメンでもパスタでもうどんでもない給食独特のソフト麺にそっくりの触感です。まさか異国の地に来てこんなに懐かしいものを食べられるとは思っていませんでした。
お店の内装はお洒落で立地もとても良い場所にあり他にもいろいろなメニューがあるためなんとも言えないのですが、美味しい担々麺を食べたいのであれば正直おすすめしません。懐かしい給食の麺が食べたい方や変わった日本食が食べたい方は是非挑戦してみてください。
ご馳走様でした。