”全国CUBΣLIC連合”とは何だったか-後編

1/30開演前(2部)

朝からきちんとご飯を食べていなかったので、コンビニでおにぎりを買う。さくやみいくんも居て、わかる、こういうときはおにぎりだよね、と意気投合。

よく本当に泣いているのか疑われることもあるけれど、たいてい本当に泣いている。泣き虫なので、自分のことを知っている人は呆れているかもしれない。そして、もれなく2部開演前も、オタクの優しさに触れ、涙腺の蛇口が壊れる。

2部は、前物販で「ねこみんみん」の特典会があり、並んでいた。でも心のなかでは『本当にこの2部が最後だ...本当にこの2部が最後だ...』と自分を言い聞かせていたら、どんどんどんどん気持ちが落ち込んでいってしまった。顔や態度に出てしまうタイプなので、ものすごく暗い様子だったに違いない。

実は、1部の特典会でも、猫宮さんとのツーショットチェキで「あっ...自分の番か」とQBKし、突如ポーズ指定をする脳みその機能が停止。とっさに、猫ポーズを繰り出したが、それを察した坂本さんに「チャンさん...ゆっくり考えていいんですよ」と優しく言われてしまった程度に、思考回路がうまく働いていなかった。

そうこうしていると、ぷりさんが「チャンさん、荷物!荷物!」と声をかけてきてくれた。いわゆる””場所を押さえてくれる””というのだ。その優しさに、涙がこみ上げないわけない。とっさに着てきたパーカーを無造作に渡した。これについては、当然賛否があるかもしれないが、ぷりさんには本当に感謝しかない。もちろんそれを快く受け入れてくれた(内心受け入れてなかったかもしれない)周りのオタクのみんなも。最前で見てなかったら、一生後悔していたかもしれないくらいだから。これは2部の特典会で、音ちゃんやなるちゃんとも話題に挙がり、まさに「守護神」という鉄壁のフォーメーションだったように感じる。


ココだけの話ですが、この特典会でツバサちゃんに「今日手紙の代読よろしくお願いします!」と伝えようとしたが、よく考えれば(よく考えなくても)盛大なネタバレをしそうになり、少しよそよそしい対応をしてしまった気がしている。またステージに戻られたときに、御礼も兼ねてご挨拶に行きたい。

そして、特典会列に並びながら”服率”の低いランチェキが完売する様子を横目に棒立ち状態していたくらいの時だったか、ケンケンさんの姿が見えた。

ケンケンさんは直前まで、ツイートのやり取りでスラムダンクのひとコマをコラージュしながら、卒業阻止に向けて機運を高めてくれていた。勝手に、兄貴だと思っている。だからこそ、余計に「絶対(卒業)止められるから!」と肩を叩いてくれたときには、涙が止まらなかった。ちなみにこの箇所は、note書きながら、思い出して泣いてる。この時は、まだ誰も卒業が延期する結末なんか知る由もなかったし、ラウンジで寂しく揺れる「祝・猫宮卒業阻止」のくす玉ですら、最後の最後にステージに上げられるとは思ってなかったはず。ちなみに、ツバサちゃんは、くす玉の文字に早い段階に気づいてもらえたから「ここのゾーンだけ、猫宮さんの卒業が阻止できた世界線なんですよね。」と伝えるなどした。

と、最後の”ダメ押し”でReiさんが話しかけてくれた。「今日は、絶対前に行かなきゃだめですよ」と。その前の六本木BIGHOUSEでもReiさんは前に前に、と誘ってくれた。「(前で観るのは)チャンさんのためでもあるし、猫宮さんのためでもあるから。」と。その後に続く内容は、ここでは控えますが、これまた情緒がぐるぐると渦巻いてしまい、特典会列を離れて、一度トイレに行って泣いた。

ちなみに、この時点で2部は何も始まってない。

1/30開演(2部)

本編は、スタートがねこみんみんかと思っていたら、CUBΣLICが出てきてた。「CUBΣLIC is here now」(オーソドックスver.のSE)も当然好き。そして、全CUBΣLIC連合の面々が、用意していたヘルメットを着用しはじめた。しかもSEのときだけ。ヘルメット着用は、さすがに後方で観ている方々には厳しいものがあると想定して、SEとMCのときだけ、というタイミングで大活躍してくれた。笑わせるつもりがないと言ったらウソにはなるが、全オタクの総意として、メンバーには受け取ってもらえたと思う。よく考えると、これまでのアイドルの現場において、ここまで「卒業阻止」が全面に出たケースがあっただろうか。それだけ、オタク同士の感性が向かう方向も整っていたし、違和感が1ミリもなかった。

ちなみに、猫宮さんは微レ存の頭で完全に笑ってしまっていた。音ちゃんはずっと全CUBΣLIC連合のことを「委員会」と言っていて、だいぶ可愛らしい組織体にしてくれていた。音ちゃんママが連合の恰好をいたく気に入ってくれていた。集合写真を撮って差し上げられなかったので、次回?必ず。

微レ存は、ほぼ踊れるようになってきた。気がしている(いつも言ってる)。「物理の世界から逃げ出すネコ」のポーズが大好きで、いつも真似てしまっていた。冷静に考えると、いい歳したおじさんがニャンニャンポーズで横に揺れている様は、逆の視点で見てみたいとすら。シーサイドもまた「猫宮曲」と言われているような、言われいないような気もするけど、見始めた当初から好きな曲。続くMLGが1部同様に、テンションを上げ続けてくれた。基本的には、最前で観ていると視野が限られてしまうのだけど、MLGはフォーメーションの都合なのか、自分自身の都合なのか、3人が良く見えて楽しい。それぞれに持ち味が活かされている気がして。ねこみんみん登場前は、天下のDISCOHOLICで前半を締める。このあたりは動画にもしっかり残っているが、とにかく振りコピが捗る。楽しいが青天井。ゆえに、横にいたみやさんが「(クルっと回転してくれ!)」とばかりに黄色の自分の頭に掲げてくれているアーカイブ動画、まったく気づけていない申し訳なさと、逆に気づかなさすぎなのが面白いという気持ちになるので、お許し願いたい。あっという間にCUB前半の部が終わり、ねこみんみんへ。なるほどサンドする形。「よいこのうさぎ」はかなり昔にはなるけれど、対バンでお見かけしたときに、好きな曲!となっていて、勝手がわかる曲だったのと、それを歌いこなす猫宮さんが、CUBとはまた違ったアイドル性を発揮していて『これはマジにねこみんみんアリでは?!』となる。そんでもって、見事に意思疎通ゲームも達成し10万円獲得。微笑ましい展開からのKISS KISS CUBΣLIC!猫宮さんが逆に慣れてない感じにニヤッと。そして後半戦。出てきた音ちゃん・なるちゃんのMCで「猫宮ねこ」と「にゃあちゃん」の爆誕秘話。絞り出したような「お...覚えやすいね!」と言ってしまうなるちゃん可愛い。音ちゃんのdisりは切れ味抜群。「しぶがきちゃん」じゃなくてよかった。K&Q→エクスマキナとヘビーな曲も3人体制で出来るようになってきたのだよな...とここでも成長を実感。マキナのラップも動画に残ってるのがありがてぇ。"へぼラップ"と本人は言っていたけど、めちゃくちゃよいからね!と内心高まる。「...寂しいから進みたくないな」と話す猫宮さんに完全に同意しながら、バトロワ宣言。この曲は別の記事でnote書きたいくらい。Cメロの件だけで原稿用紙数枚。個人的にはこの曲がラストかと思っていたので、まだまだなと一人反省。でも、この曲が持っているであろう”意味合い”を、勝手に解釈して楽しむのがバトロワ宣言の醍醐味なのは、これからも変わらなさそう。その後はKawaiiが流れた瞬間、自動的に「今日はTPΣがラスト...」と理解。この、Kawaii終わりの手紙からが「奇跡」のはじまり。

1/30手紙→TOKYO PLANET ΣARTH

ツバサちゃんの代読、これが本当に良かった。声のトーン、テンポ、すべてあの瞬間を掌握してた。ちなみに、この手紙は、ヒロさんが書いてくれて、自分が加筆修正したところはほぼなくて(てにをは、とかのレベル)、データをもらった時点で泣いた。最終的には、清書は自分がすることになったので、清書しているときにも泣いた。そして、手紙を読むとどれくらいの時間になるかを確認すべく、当日に自宅で声に出して読んだら、嗚咽した。しまいには、坂本さんにDMで「(少し泣きながらですが)三分程度で収まりました。」と不可解な報告をしてしまったことは、念のため共有しておきたい。反省はしてない。

そして、猫宮さんからの手紙。もうこれは二度と体験できないような強烈な思い出に。アーカイブ配信で一番好きなシーン1:41:55~。

「坂本さんにちょっと相談をさせてもらいまして...

猫宮は...もうちょっとみんなと一緒に居たいと思うんですけど、

...いいですか?」

この瞬間は完全に”決壊”が止まらなかった。アーカイブで何度見ても泣かないのが難しい。ああこんなことがあり得るのかよという喜びと嬉しさが溢れてしまって。卒業の二文字が頭に深く刻まれ、もう絶対に逃れられないトゥルーエンドかと思ったら、さらにマルチエンディングを足してくるタイプだったので、放心状態に加えて、大号泣も重なって、情緒が完全に迷子。でもひたすら嬉しかった。それだけは間違いないね。猫宮さん本人には、ステージ上から「めっちゃ泣いてるじゃん」と言われている始末。(自分だけじゃなくみんな)

そりゃ泣くって!

図らずも、この動画がアーカイブで残っていること自体も奇跡的だし、猫宮さんが二次元に帰還してしまっても、ずっと見続けたいと思えるくらい。

「...ここから『猫宮ねこ』は始まりました。TOKYO PLANET ΣARTH!」

歌っている最中に泣き出す音ちゃんは反則。対照的に、振り切ったような爽やかな笑顔が印象的ななるちゃん。もちろん猫宮さんも、すごく良い表情をしてた。

終演後、フロアを出る間際に、坂本さんと交わした握手を忘れないです。

あとは、Twitterのチェキレポで。(まだ書くんかい





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