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Photo by terashimahiro

少子化対策がうまくいかない事について一番言い当てているXの投稿を見かけた話

桜田美津子( 'Θ' )

無痛分娩が普及していない

私は50歳だが私が長男を産んだあたりから様々な子育てグッズが普及した。
そして親の世代（今の70-80歳代）から楽して子育てするなと言われた最初の世代。紙おむつが普及したが、紙おむつを使うと子供に悪影響があると言われた最初の世代。無痛分娩が普及しないのもこういうことだと思う。

女性が痛み苦しみなく子供が産めるようになってしまったら、痛い思いして産んだ世代のお婆さん達から見ると「よくも楽しやがって」と呪いが飛んできそうだ。（実際私より年上のご近所のママさんに「紙おむつ使ってんの？私の時は布しかなかったのに、楽して良いと思ってるの？」と面と向かって言われました。その時びっくりしすぎてポカーンとしてしまった。多分これが呪いｗ）

帝王切開だと子供に愛着がわかないとか、意味不明の事を言うお年寄り世代がいなくならないと無痛分娩普及は無理かもしれない。

性的役割分担と男性の家事育児スキルが低い

女性の給与が低いのも保育園なかなか入れないのも、世の中を仕切っているオジサンお爺ちゃん世代達が女性に対する偏見が酷く、女性は外へ出るものではない家で子育てして置け、専業主婦しとけ、と思っているから保育園も増えないし女性の給与も増えないのは既にここに書かずとも、いろんな方が様々なメディアにて書いていて、わかりきっている事なのでわざわざ書かない。

そんなことより男性の家事スキルがすさまじく低いのが問題。
ちょっとググれば「育児休暇とって家でゴロゴロして家事をしない」男性事例なんて山のように出てくる。

ちなみに、時々Xの方にも書いたことがあるが、我が家の3人の息子達は家事スキルが高い。おとといも三男に洗濯を頼んだらあっと言う間に終わらせた。綺麗に干してあった。「え？もう2回分洗濯終わったの？早っ」と言ってしまたくらいの手際。次男のチャーハンは「ここは店舗か？」くらい美味しいし、長男に至っては嫁さんが出勤で自分の仕事休みの時は、掃除して洗濯して猫の世話して料理の作り置きを7品するような男である。

もちろん3人の息子が家事出来るようになったのは私が仕込んだからだ。幼稚園の時に既にリンゴの皮程度は剥けるようにした。
根底には「男性女性ではなく自分の事が自分で出来ない大人は人間として恥ずかしい、大人なのに家事が出来ないのは大人ではない」という考えからだ。
家事は習慣で訓練で日々の小さな練習が必要なのだ。

性的役割分担が根強い為、親世代が子供のうちに何もさせないから、大人になっても包丁も皮むき器も使えない成人男性が出来上がる。
毎日少しずつでよいから部屋の端から掃除機をかける練習をさせないから、同じ場所に同じごみが一か月落ちていても平気という成人男性が出来上がる。

離婚予定の30代友人の話だが、昔、結婚後に彼女が彼女の夫の実家に行った際、夫の兄弟も舅も姑を奴隷のように顎でこき使い、自分の事は自分で何ひとつせず、コップの水すら自分で汲みもせず、舅は一日中同じ場所に座りっぱなしで床にへこみが出来ていたそうだ。
そのへこみを見た瞬間に彼女は「姑の様にはなりたくない」と強く思ったそうだ。彼女はかなり若くして結婚し夫との年齢がかなり離れており、言いくるめられ結婚しすぐに妊娠出産したものの、床のへこみを見て我に返ったのかもしれない。



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