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バックカントリースキーを安全に楽しむコツは「最強のガイドさんと一緒に行くこと」です
山岳ガイドは「生きているだけで価値がある」と言われます。経験豊富な山岳ガイドは、どのようにすれば安全にバックカントリースキーを楽しめるか天候、地形、雪質に合わせて柔軟に考えてくれます。一番、山岳ガイドが活躍するのは、何かあったとき。そのとき的確な対処をする能力、体力に優れている方が良いと思います。
冒頭の写真は尻別岳の写真です。以前、この山のある斜面を滑った時に雪崩に遭いました。ガイドさんとともに5人ぐらいで滑っていたときです。最初の人が順調にパウダースノーを楽しみながら下まで滑り降り、2番目の人が小回りで滑りはじめたときです。小回りの雪面を押す力が引き金となり雪崩が起き、その人が雪煙の中に消えてしまい、一瞬どこにいるのか分からなくなりました。滑り出したところから10mぐらい下がったところで、雪崩とは別にその人が止まってくれたので何事もなく済みました。しかし、そのときの気分は、ハリウッドの戦争映画に出てくる「これは訓練ではない、実戦である」と繰り返し放送されるシーンの気分そのもの。このようなとき、冷静に対応できるガイドさんがいないと非常に困ることになるのです。
さらに、参加者自身も雪崩講習会に参加し、雪崩の発生メカニズムを学び、救助訓練を受けておくことです。こういった地道な積み重ねが、いざというときに効いてきます。
昨シーズンは一度も行きませんでしたが、今シーズンはそれなりに楽しめればと思っています。
追記:当たり前ですが、ガイドをお願いしても、契約するときに自己責任についての文言は必ず出てくるので、くれぐれも無理しないように。