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「BTS」 沼へ

前回の更新後、1年ぶりに髪を切りに出かけた。髪を乾かしてくれたお姉さんと小話が始まったので、「愛の不時着」をNetflixで見たことがあるかと確認してみた。見てないというので、熱く語らせてもらった。すると彼女は韓国へ何度か行ったことがあり「BTS 」というKPOPグループに、はまっているという。そして逆に熱〜く語られてしまった。私はKPOPに興味を持ったことはなかったけれど、「愛の不時着」以来、韓国のエンタメの素晴らしさを知ったので、どんなものかとその晩、YOUTUBEで彼らのビデオを見てみることにした。そのビデオは「The Tonight Show」という番組の中で歌った「ON」という曲で、New YorkのGrand Central Terminalで撮影されたものだったのですが、これを見てハマりしてしまいました!素晴らしい!とにかく素晴らしい!世界に通用する芸術作品だといる意味がよーくわかりました。

練習中

歌唱力、ビジュアル、ダンス、こんなに素晴らしい人たちを私は今まで知らなかったなんて!それもアメリカのビルボードでは常に上位。「DYNAMITE」は一位に長くランキングされていて、ジャスティン・ビーバーよりもアリアナ・グランデよりもアジア人が上位にいたなんて過去にはなかったこと。同じアジア人として誇らしいとしか言いようがない!

練習中

それからというもの、彼らの色々なビデオをみて、全員の顔と名前を覚えて、彼らの長い苦労の歴史を知り、さらに、運転中「DYNAMITE」を歌える様になり、おまけにサビの部分を踊れるようにまでなった、驚くほどのハマりよう!

私が思うに、彼らの魅力の一つはクリーンでピュアイメージだと思う。アメリカの若いアーティストは歌が売れてくると、大抵はドラック絡みとかダーティな雰囲気が滲み出てくる。なのにこの7人は売れても歳を重ねても、今も10代でデビューした時のままのベィビーフェイスで、普段は7匹の子犬が戯れてるみたいな雰囲気。それが踊り歌いだすと、突如キレキレに変貌を遂げる。まるで「愛の不時着」のリ・ジョンヒョクや第5中隊員のような雰囲気。普段は純真無垢なのに、実は喧嘩は強いみたいな(笑)

彼らのミュージックビデオはまさに「沼」。何度でも何時間でも見ていられる。コンサートで実物の踊りを見てみたい。アメリカでもチケットを取るのは難しいそうです。

「DYNAMITE」は英語で歌われているので、それも米国で人気がある理由の一つなのかも。韓国語で歌うのは言語を知らない人には難しい。それにしても彼らの英語は完璧!韓国語と英語は喉の奥から出す音(例えば”お”)に似ているところがあるので、韓国語を話す人たちの英語の発音がいいのはそのせいなのかも。

米国でのアジア人男性のイメージを「素敵」に塗り替えてくれたのはBTS だと思う。イェイ!

私をBTS 沼にハメた、美容室のお姉さんに電話番号を聞いておけばよかった。今なら熱〜く語り合えるのに。彼女は特にJIMINのファンだと言っていたけど、私は誰がというよりも、「BTS 」が好きだと思う。

BTS のおかげでとうとう「愛の不時着沼」から脱出していたわけですが、実は沼を温めているだけで、また戻りたいと思います。

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