オリーブ苗木を地植えで育てる方法と注意点など
オリーブの苗木を地植えする際の方法などを書いておきます。参考にしてください。
オリーブは耐寒性があるので雪が降ろうが育てる事ができます。ヨーロッパやアメリカなど寒い地域でも育てられているほどです。
日本においても地植えで育てることもできますし、鉢植えで育てることもできます。どちらも選べるのがオリーブのいいところでもあります。
地植えで育てるメリット
地植えで育てるメリットは色々あります。そもそも庭にレアなオリーブを地植えしているとかカッコイイですよね。他にも地植えにして大きいオリーブを楽しんだりとメリットがあります。
鉢植えだとオリーブは大きく育ちません。鉢植えの場合実ができても数が少なかったりして収量が少ないです。
私はただ単純に庭にオリーブがあるのがお洒落なので、地植えしています。あとシンボルツリーとしての役目もあります。
オリーブの育て方に関してはこちらの本がわかりやすくオススメです。
地植えする方法
1. 鉢を慣らす
地植えする前に2週間以上の期間で地植えする場所で鉢の状態でおいてください。これはいきなり地植えするのではなくて、まずは慣らすところから入ります。
私の場合には冬から置いておき、2ヶ月ほど外に置いておいてから地植えしたりします。
ただ一般的には2週間程度でOKとされています。
2. 土を用意する
地植えする場所の土をオリーブにとって最適な環境にする必要があります。オリーブは水はけが良い土で通常育てます。
通常市販されている畑の土よりも、水はけが良い土である必要があります。
私が使っている土はビバホームの「肥料入り花と野菜の培養土」です。これにマグアンプKやボカシ肥料などを入れた土となっています。
また地植えする前に1mほど掘り起こしてそこに底石や鹿沼土を入れたりして水はけにはかなり拘っています。
土の水はけは後から変えることは難しいというか無理なので、最初になるべく水はけの良い環境にするのが良いです。また水捌けをよくすると、栄養が少なくなるのですが、これは肥料などでいくらでも後から補うことができますのでまずは水はけ優先で考えていただくといいかと思います。
3. 植え替える
植え替えの最適な時期は春と秋です。真夏と真冬は適していないです。植え替えるさいにはポットから取り出してまるごと植え替えします。
根っこについている土を取ると、そこが空洞になっている場合には根っこが枯れたりします。
あと植え替える際には掘って、そこにポットを入れるのでも良いのですが、盛り土で植えると良いです。
オリーブの根っこは浅いところにあります。盛り土をしておくと、表面上に根っこがあるので、水はけが悪い状態でも水がたまらずに根腐れするリスクを低減できます。
あとオリーブを植える幅としては3~4mほどあると良いです。ただこれは畑の場合の話なので、家の庭みたいな狭い空間だとしたら仕方がなく1mほどの幅しかないケースもあるかと思います。
地植えするとオリーブの苗が急成長します。大きく育てたいという人にはオススメです。
育てる
植え替えをした後は何年もかけて育てていきます。地植えの場合にはみずやりは全くしなくても大丈夫です。
夏の場合、水をあげなくても雨が最低でも数週間に一回ありますので問題になりません。地植えでも雨があれば水やりがほぼ不要なくらいです。
地植え、鉢植えともにありますが、冬以外には害虫が発生することがあります。ハマキムシ、ゾウムシ、カメムシ、アブラムシなどです。
定常的に自然由来の殺虫剤である「STゼンターリ」を使用するのをまずはオススメします。
これだけではカメムシやアブラムシの退治はできませんので、もし発生したらさらに強力な「ベニカベジフルスプレー」といった殺虫剤の使用をおすすめします。
注意点まとめ
最後に注意点だけまとめておきます。
地植えをする時期は春と秋が最適です。
地植えする前には鉢やカップに入っている状態で2週間以上そこに置いて慣らすようにしましょう。
そして最も重要な注意点ですが、水はけがいい環境にはこだわりましょう。底石や水はけの良い土を使うようにしないといけないです。これは植え替えした後からでは変更できないので最初にこだわる必要があります。
つぎに水はけに自信がない場合には、盛り土をしましょう。また水はけに自信があっても盛り土をしてももちろんOKです。
あとオリーブの木の距離は3~4mほど間隔を空けて植えるのがベストです。ただし畑ではなく庭に植える際にはお好みで植えてみてください。
以上オリーブを育てたいという人は参考にしてください。
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