柳生心眼流を金刀比羅宮へ奉納演武
2023年5月20日(土)に実施された虎ノ門、金刀比羅宮奉納演武、東日本古武道大会、5周年、おめでとうございます。雨が降ったり止んだり、演武の場が変更になったりと、運営の方はご苦労があったことと存じます。今大会は、第5回の記念大会ということでもあり、20流派が集結、日頃の鍛錬の成果が披露され、大会も盛況で無事に行われたことに感謝いたします。
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当道場は柳生心眼流、大和道を演武しました。また、今回はじめて子供クラスの演武もありました。子供たちをはじめ、参加者全員で柳生心眼流、初伝の素振りを披露しました。
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柳生心眼流、初伝の演武です。鮫島 大 師範と本間英子(初伝取得者)の演武です。初伝は「素振り3年刃のごとし」、その鋭い振りと敵を威圧し、自らを振るい立たせる柳生心眼流独特の「掛け声」がポイントです。柳生心眼流の素振りは、肩甲骨を回し、その遠心力を活用した激烈な当身を目的としており、これに大きな「掛け声」を加えることにより、敵の心を挫く(くじく)だけでなく、自らの勇気を奮い立たせる効果があります。奥伝、印可には、「掛け声」の重要性が説かれており、日頃の稽古時においても当道場では「掛け声」を重視しています。
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柳生心眼流には棒術も伝わっており、山口 隆 師範と冨田 登 師範による柳生心眼流の棒術の演武です。柳生心眼流は体術がメインですが、両師範による棒術を奉納演武しました。
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鮫島 大 師範と倉谷是好 師範による大和道の棒術の演武です。大和道は佐藤金兵衛 翁が創始した武道であり、生前、免許皆伝を得て修得した数々の古流柔術の粋を集め、集大成したものです。体術、棒術、半棒術等、様々な技が伝承されています。
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柳生心眼流、佐藤柔心齋による演武です。受けは倉谷是好 師範です。前半では、佐藤金兵衛 翁が創始した大和道の半棒術を披露しています。その後、柳生心眼流の奥伝、中伝の演武へと続きます。
柳生心眼流について