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問題は飼い主にあると自覚する

こんにちは、くらんです🐶✨️


今回は
「問題は飼い主にあると自覚すること」
と言うテーマです。


ワンちゃんの問題行動において
もはやこの表現も間違えてますね


飼い主さんの問題行動が
犬の問題行動に繋がります


「ダメ犬なんです~」
「バカだから覚え悪い」
「こんな犬とは思わなかった」


相談してくる方には


犬が悪い


そう決めつけて来る方も多い


ほんのごく一部に脳に疾患がある子
人間のように少し発達障害みたいな
症状がある子はいます


そのほんのごく一部以外は


飼い主がダメだからです

犬ではありません


吠えさせてるのも
噛みつきも
イタズラも
引っ張りぐせも


全部飼い主が犬に教えてきたからです


知らず知らずのうちに
犬の行動をより刺激し
悪い方向に向かせてしまってる


良くしようと
しつけを頑張ってるのに
うまくいかない


結構、知らないうちに
犬を飼い主さんが悪い方向に
しつけちゃってるんです


良かれと思って



ご褒美をあげる
たくさん褒める
抱っこしてあげる


どれもタイミングを逃せば
そのご褒美はよからぬ方向に
結び付きます


吠えていいよー
威嚇していいよー
引っ張っていいよー
噛んでいいよー


そういう褒めに繋がってしまってたり


しつけも今や犬も人間と一緒で
陽性トレーニングが
受け入れやすくなってきた


陽性トレーニングは
「褒めてしつける方法」


人間と同じで
いいところを褒めて伸ばそう
叱らない
怒らない


できたら褒める
自然とできるまで待って
その行動ができたら褒める


陽性トレーニングも多数あるので
一概に上記の形ではないですが


世の中の流れは
叱ったり、怒ったりは
時代遅れ…。


褒めてしつける方が犬にとって
優しいしベスト


誰だってそれでしつけられるなら
褒めて完成させたいですよね


この陽性トレーニングは
特に子犬の頃からしっかりと
みっちりしていたらわりと効果は出ます


でも褒めるタイミングを
飼い主が的確に逃さずに合わせてあげないと
犬は何の行動を褒められてるのか
ワケわからなくなる子が多い


プロならそのタイミングを的確に
伸ばせる方向にもっていけますが


プロと二人三脚くらいで
教わらないと結構難易度は高いかなと
私は感じます


そもそも問題が出てきてから
飼い主はあわててしつけの相談に来ます


その頃にはすでに
飼い主の行動によって
出来上がった問題行動が犬にあります


これを褒めてのみ育てるのは
私は不可能と思ってます


問題行動が出る前の子犬なら
先手先手をとってと言う意味で
褒めてのしつけが可能かと


問題行動がある時点で褒めてのしつけで
乗り越えたいなら
数年単位かかるかまず直らないか


飼い主受けがいいから
褒めての陽性トレーニングをメインとして
行ってるトレーナーも多いかな


だって、飼い主にとって居心地いいでしょう
愛犬が怒られず、叱られず
褒められてのみでしつけされてたら


愛犬の心配もせずに
優しく見守れて…。


優しいトレーナーさんだわって
飼い主受けはいいんです


私は学校での学習や実践でも含めて
陽性トレーニングももちろん学びました


可能な限りは私も
褒めて伸ばしてあげたい


その気持ちも事実


それも踏まえた上で
私は叱るしつけもします


昔のように
叩きます
蹴ります


そんなことは絶対しません


飼い主含めて
ダメなことはダメと
犬にも伝えます


どの行動は褒められて
どの行動はダメなのか


メリハリがないと犬は分かりません


いざと言うときを想像してください


何かの拍子に
首輪が外れて道路に飛び出しそう


「待て」のコマンドが届いて飛びたさない犬
その訓練が染み付いてなかったら?
生死をわけます


そんないざの時のための
信頼関係を日常で築き
犬の命を守れる飼い主に
なってほしいです


飛び出した子供にお母さんは
本気で何がダメなのか怒ると思います


犬もそうです
褒めてなんかいられません


しかも言葉は通じません
だからこそ、身振り手振り
声のトーンや表情で


お互いに日頃から会話をしてほしい
会話は言葉だけではないですからね


意外と犬と話せるものです
話しすぎて私は怖がられます笑


普段の関係性が良ければ
お互いの問題も減ります


犬が太ってたら?
ガリガリだったら?
足腰が弱くなってたら?
ごはんを食べない?


病気の事も含めてとなりますが
基本的に飼い主のせいです


問題も小型犬なら多少吠えても
噛みついても、飛び付いても


それは飼い主の受けとり方


犬が嫌いな人は
小さくても吠えられたら怖い
噛みつかれたくない
何で飛び付くの?


誰もがみな犬好きでもない
小さくとも飛び付いて
相手がびっくりして転倒したら?


賠償責任です


そして犬が若いうちはあまり
その問題を重くみてなかったがゆえに


シニアになり介護が必要になったときに


噛まない犬、吠えない犬
ベースが刷り込まれている犬と


そもそも嫌なことにたいして噛む犬
要求して吠える犬


介護の負担が変わります


しっかりとしつけられてる犬は
認知が入りかけてても
噛んだらダメとつらい治療や
痛いところを診られても
我慢強い


一方で噛む犬は
認知が入りかけると認知でなくとも
容赦なく噛みます


刷り込まれたものもないから
本能のままに
痛いこと嫌なことに口がきます


これは多くの看取りをしてきて
やはりここで信頼関係の差が大きく
影響すると感じました


犬の安心感も違います
信頼してる飼い主に身を委ねられるのか


そうではない飼い主を噛むのか


本格的に認知が入ったり
病気が進行したら


やはり信頼関係ですら
難しい点は多く出てきます


でもベースがあるのとないのでは
こんなに介護って違うのかと
感じてきました


とりあえず噛むが優先されてる子は
病院をたらい回しにされることもあるし
トリミングもうけてもらえない


怪我をしてるのに
見ようとしたら噛まれました


助けたくて包帯変えたいのに
できません


まぢでそんな現実が多くて
さかのぼると
若いからと好き勝手させてて


いざ、介護になると
飼い主が看病もできない


痛がって抱っこしようとすると
噛むから病院にもつれていけない
痛がってるところがどこかも確認できない


さすがにトレーナーも介護までの
クラスになってる子にしつけは
できません


その状態でもうまく付き合っていける
アドバイスをして間を取りもちます


いろんな場面を見てきたからこそ


私はしつけの時に
結構、怒ってしまいます



犬ではなくて飼い主に


嫌われてもよくて
犬に幸せになってほしい


そのためには飼い主が理解しないと
犬は幸せになれない


飼い主だって忙しい毎日を送るなかで
今の問題を受け止めて
相談してきてくれる



この人は本当に犬の幸せを
考えてるんだなと感じる


だから私もその飼い主が
向き合ってくれる
時間をだらだらとではなく
的確にスピード感をもっていきたいから


結構、ズバズバ言います笑



キレてる訳でなく
ダメなことをダメとはっきり伝えます


リピーターになってほしいから
しつけをしてるわけではないです


それなら飼い主に寄り添った怒らない
優しいトレーナーとなることでしょう


それができないんです


スピード感をといっても
それでも一度染み付いた問題を
飼い主がきちんとみんなで統一した
姿勢を持続させないと直りません


これ、かなり大変です
父ちゃんは甘くて
母ちゃんはしっかり者
子供たちは言うこと聞かない


これだと犬は一人がしつけに対して
頑張っても混乱します


みんなが一貫して
しつけを意識して
直すために同じ姿勢をとる


我が家でも一年かかりました
半分、犬育ノイローゼになりながら
父と母に教え込みました


トレーナー含めた家族でも
直すのに時間を要するんです


家族構成にもよるし
そもそも子供が小さすぎるのに
その犬種飼ったの?
いや、まずなぜ犬を迎えたの?


なんてそもそもの人も多いです


でも、出会って飼ったのだから
責任果たして幸せにしてもらわないとね



吠えるに関しては
本当に年単位かかったりします


だから本当に初期に
吠える前に吠えさせないようにする

それを覚えさせておくのが一番


よく言われます
「犬なんだから吠えたいでしょ」
「犬なんだから臭いかいでもいいでしょ」
「犬なんだから自由に走らせるべき」
「ロングリードがなんでダメなの?」


「犬なんだから、犬らしく?」


なら、コントロールできてから
「犬なんだから」をさせましょう


私も「犬なんだから」の気持ちも
大切にしてます


なので犬らしく



吠えていいよの時は
吠えていい場面の時のみ
犬らしく吠えさせます



安全に走れる場所に行ったら
「よし」の解除の合図で自由に走らせます
もちろん呼び戻しもできるように



散歩中も「よし」の合図の場所で
臭いを自由に嗅がせてます



「犬なんだから」を
主張するならまずは
あなたが信頼される飼い主になることが
先なのかなと感じます


偉そうなことばかり伝えてます


なんだこいつと言う方もいたら
私の考えについてきてくださる人もいます



私はそのついてきてくださる人に
全力で背中を押します



悩みを受け止めたあとは
飼い主が変わればいいだけ



犬ではなくて飼い主が変わってほしい



犬は飼い主選べない
飼い主の飼い方通りに育つ



そこで問題が発生したら?



飼い主の責任だと思って
行動しましょう



犬の寿命はあっという間



その大切な1日を無駄にしないよう
お互いストレスのない
穏やかな後悔のない時間を
過ごしてほしい



お悩みあれば、
コメント欄でお伝えください



近々、メルマガまたは公式LINE等で
気軽に個別に相談に乗れる場所を
作りたいと思っています



ぜひ、
最初の厳しめな指摘を
乗り越えて


胸はって愛犬のリーダーになってください



犬の事となると長くなる


まとまりなくて
本当にすみません


でも、少しずつでも
世の中変えていきたい


せっかく出会えた最高の相棒を
愛してほしいから


ではでは、また次の記事で~✨




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