【授業ディベート入門1】 政策論題を選ぶ(前編)
ディベートって?
今回は、その入門的な論題の1つをご紹介します。
これは実は、政策ディベートの基本です。
政策を実行するべきか否かを決定する場合、実行したあとに社会に生じる変化を具体的に想定しなければなりません。
クラスのリレーの代表選手決めも、学級という小さな政府の立派な政策決定です。
「政策」というと、国の政策、都道府県の政策という大規模なものをイメージしがちですが、そればかりが政策ではありません。
学級の政策も家庭の政策も、「実行したあとに生じる変化」を多角的に考察したうえで判断できる 判断力・思考力 を鍛えたいものです。
今回の事例では、勝敗を重視するのか、調和を重視するのかが判断の基準になることでしょう。
そのためには「リレーの目的とは何か」を考えることから始めたいものです。
このように、授業ディベートを行う場合、生活にリンクさせた簡単な政策論題から始めることをお勧めします。