「好き」より「好奇心」「気が置けない」を仕事に
「好きを仕事に」の風潮が高まっている。
確かに自分の好きに溢れた仕事は幸福感が高く、今より満足した生活が過ごせるだろう。
しかし、単に自分の好きなことができる、好きなものを扱える仕事が幸せかというとそうじゃないかもしれない。仕事選びは恋愛と例えられる。そのため、業界や企業ブランド(顔)、社風や人間関係、雇用形態(性格)などは職場(恋人)選びの上で重要になる。
私が思うに最良の仕事は人で言うと、「少しいいなと思えて気になる存在で、話が長続きして気負いしない関係」だと思えるタイプではと考える。
恋愛で置き換えてみる。
現在28歳女性で30歳までには結婚したい人がいる。
①ジャニーズみたいな顔立ちで、自分好みの性格を持つまるで少女漫画中の男性が現実に現れた。
→話が合い、交際することになって順風満帆に1年が過ぎた。
→29歳になり同棲し始めたところ、一緒にいる時間が長いせいか男性の嫌な部分が見えてきた。
→そこからは減点方式に男性の魅力や好き度は急降下し、結果別れることになった。
つまり、仕事で言うと消費者目線の上部でしか事情を知らなければ魅力的でファンになるが、就職(同棲・結婚)となると裏を知ることで長く続けられなくなる。
一方、少し気になっていて気の置けない存在の人と交際・同棲を考えてみる。
②顔は整い過ぎず清潔感がある。仕事で成果を出しているが私生活はあまり話さず気になる存在だった。
→交際して、少しずつ魅力が発掘でき、その上一緒にいて居心地がよく、お互い言いたいことを言える関係になった。
→同棲してもそのスタンスは崩れず、たまに新しい一面が見えることもあり刺激的で、結果結婚して幸せな生活を迎えた。
仕事に置き換えると、伸びつつある事業展開、業界間では名の知られている企業で、精神的面で安定しているところが優良だと思われる。
つまり、自分が気になる業界・業種・事業に関われる【好奇心】、
または言いたいことを言える、ごますり・媚び売りしなくていい職場環境【気の置けない】がポイントだ。
好奇心から「好き」になることもあるし、言い合える職場環境なら給与や休暇改善に取り組むことも出来るはずだ。
そんな仕事や職場はあまりないかもしれないけど、常にアンテナを張って企業情報を知ることが成功の一歩になり、何よりいくつになっても好奇心を持ち続けていると若く見えるんじゃないだろうか。
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