ゆる就活・ゆるキャリアのすすめ
オンライン就活解禁から約1ヵ月。
移動時間・交通費ゼロ、
住み慣れた部屋でPCの背景を私の相棒、お文具さんに設定。
”がんばれ”って視線の先で応援してくれて緊張がほぐれる。
1人で面接に挑んでいる実感がなくどこかホッとする。
21卒では就活変革世代となりつつあるものの、
企業・大学側での就活の進め方や
学生の志向性に大きな変化はない。
大学求人で”オススメ”と書いてある企業は
大体OBOGの多い企業や(離職率が無記載で怪しい)、
知名度が高い企業で入社してくれたら大学の宣伝になると思って薦めている。本当に学生のことを思って推しているわけではない。
そんな就職予備校的な大学の指示に素直に従って多くの学生は、
卒業後”企業に就職”1択だと視野を狭めてしまう。
就職だけが進むべき道ではないのに、周りが動くから
別に働く気なんか無いのに就職する。
大学院進学や留学、ワーホリ、起業、旅人、フリーター、YouTuberなど
若い時ほど選択肢はたくさんあるにもかかわらず。
じゃあなぜ多くの学生は企業・法人への就職を目指すのか。
それは他者視点を重視する世間体と、
「社会人はしんどい」という固定観念の2つだと思う。
就活をする上で、今までの大学入試と同じように
ゲーム攻略感覚でしてしまい
「難易度の高いところに受かれば称賛=成功、正解」だと
勘違いすることが世間体重視になる原因だ。
インターンやOB訪問、ES講座、
履歴書に書くために行うボランティア経験などが
ゲームでいうアイテム獲得や経験値アップのようなもの。
周りから一目置かれる存在になりたい、認められて卒業したい
変なプライドが邪魔をして、心からやりたいわけでもないのに
どこか自分を騙して押し殺して貴重な大学生活を過ごしてしまう。
なぜならしんどい思いをしてこそ
社会人になる準備であり通過儀礼だと捉えてしまうから。
面接で理不尽なこと言われて、何度も上京して、
苦労して苦労してやっと内定、将来安泰だ!と錯覚して、
結果ブラックだ、鬱だと早期離職につながり
「社会人=しんどい」のイメージが離れない。
コロナで毎日多くの人が生死をさまようニュースを聞いて、
私なりに何のために今を生きて、就活して、死んでいくのか考えてみた答えが
『死なないことを目標に毎日を生きて、
そのうえで人生充実させるための手段の一つに就職がある』
とたどり着いた。
私たち一人一人の人生が1本の映画で、
私が主演であり脚本家かつ監督なんだ。
つまり、今やっている就活がどうなろうと
監督の私がNOと言えば辞められるし、
思うがままに台本を上書きできる。
それくらいちっぽけなシーンに過ぎない。
自分がどんな主人公になりきってキャストはだれと組むか?
どこを舞台に?波乱万丈な悲劇から喜劇に変えるのか?
そんな壮大な映画を生まれた瞬間から制作していて、
大学生編から新章へ突入する伏線を作っているのが今の私である。
まず『死なないこと』が大前提。
不要不急の外出なんかで死んだら物語は完結する。
まだ全然面白くない。
そして面白い物語にするためにわくわくする人、
レベルアップできるステージを探すために
人生模索していると考えたら肩の荷が軽くなった。
私も最初は公務員になれば勝ち組だと思って早くから過去問に目を通していたが、
何であんな躍起になってんだ、しょうもないなと笑えてくる。
色々考えすぎず、ゆるく本能の赴くままに進路を決めて
最高のエンディングロールを流したいと思う。
「就活」の文化が無くなる日が訪れることを願う。
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