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食の可能性は無限大!食×Xで美味しさ以外の領域へ

じゃがもちの焼目が奇跡的に顔みたくなりました。


「食」と一言に言っても栄養・機能学的な科学分野、
料理や食器など食空間の分野、パッケージデザインの魅せ方、
アプリを使ってより楽に食を楽しむ方法など

作り手目線でも消費者目線でも
さまざまな分野と違和感なく融合できる唯一の領域が「食」だと思う。
今は食×インフラで食事も楽しめる電車や、
機内食の充実化など意外な分野で食事に注力されている。


「生活する上で必要な物は?」と聞かれると
衣食住の中でも食が最初に浮かぶ。
おそらく、衣服や住居類は一度買うとしばらく使い回せるが
食はその都度消費され、購入回転率がいいからだろう。
それを裏付けるように多くの地域で食料買い占めが行われている。


しかし、一方でよく購入・消費するものであるが故に
安易に捨ててしまおうと考えられる対象になりフードロスに繋がっている。

フードロスは小売店や飲食店での売れ残りだけでなく
農水産実業の生産段階での規格外・傷物や、
製造段階での小さい印刷ミスなどによる不良品、流通段階でのドリップ・パッケージ変形によっても発生されている。



これら問題を解決するには食×Xで他の産業と融合して
空腹を満たす以外の価値をつける必要がある。
また、Xとなった分野の産業でも
食という誰もが親しみやすい要素を組み込むことで
新たな顧客層を取り入れやすくなる。

例えば、食×化学→食物繊維を配合させた水に流せるマスクや
食×ペット→動物の生活習慣病予防対策とした栄養補助剤など
環境保護・動物福祉にも目を向けられる。



”とまと歯科”みたいな名前になると響きが柔らかくなり
治療嫌だなと思う気持ちが少しでも薄くなりそうだ。
また、怖い人が「新作のフラペチーノが~」と話をしてるのを聞いて
「この人可愛いな」となんだか面白可笑しく感じてしまう。

それほど食には穏やかさを含みつつ、機能的には食べて人体を構成する以外の可能性を持っている。
しかも国内外で抱えている社会課題を解決する一端ともなり得る。


食産業内だけでのタッグじゃ目新しくなくなりつつあるから
意外なところと組んだらイノベーションが起こりそうだ。

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