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燕三条と高岡。最強のタッグが生んだ二重構造のステンレス酒器「折燕 ORI-EN」

言わずと知れた金属加工の有名産地、新潟県 燕と富山県 高岡に拠点を置く職人のタッグで生まれた「折燕 ORI-EN」の徳利とぐい呑み。二重構造のステンレスの表層に綺麗な着色を施し、熱燗を入れて素手で持っても熱くない上に見た目も美術品のように美しい。まさに使う所作も含めて美しい「絵になる酒器」がMakuakeにてプロジェクトスタートしました。

ものづくりは人生の集大成

「折燕 ORI-EN」を手がけるのは、フランス語で“職人”という意味の「ARTISAN(アルチザン)」からくる合同会社アルチザン。2017年に新潟を拠点に発足したばかりのまだまだ新しい会社です。

代表の長澤さんは生まれも育ちも新潟県燕市。洋食器組合や地元メーカーで営業をしながら仕事のいろは、楽しさ・苦労に至るまで全てこの燕と共に歩んできました。

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燕でのものづくりのほぼ全てを知り尽くすところまで来た段階で、自分の年齢のことも考え、「最後にやりたいこと、集大成としてやろう。」と心を決め、遂に自分の会社を立ち上げるに至ります。

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立ち上げから僅か数年でここまでのブランドを作ってこれたのは、“このメーカーとこの職人さんが繋がるといいな”という想いを原動力に、前職の営業時代に培った知識と人の繋がりを活かして動いてこれたから。

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同じ燕の産地だけでなく、そこにタッグを組みたい職人さんが居れば、県すら跨いで一緒にものづくりを進める。そこで役に立ったのは、やはり自らの半生を注ぎ込んで得た「人脈」でした。

唯一無二の発色と、質感。

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ステンレス製の本体に着色を行うのは燕からのバトンを受け取った、富山県高岡市に拠点を置くモメンタムファクトリー・Oriiの職人です。

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「着色」とは、塗装のことではありません。銅や真鍮が持つ腐食性を利用し、薬品や炎をコントロールして、鮮やかな色彩を発色させる伝統技術です。

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元々、銅や真鍮といった素材に対して行われていた着色技術は、ステンレスに施すには難しいという大きな課題がありました。

しかし、様々な試作の数々を重ねた結果、ステンレスに着色を施すという、長年の経験と技術の蓄積がなければ成し得なかった手法に辿り着いたのです。

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金属素材の腐食・錆びという特性を人為的に発生させ、生み出された独特の風合い、着色はまさに唯一無二のもの。職人の手とイマジネーションで千差万別の表情を描く独自の技術は、どこにもない、Oriiオリジナルの色味をもたらします。

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ステンレス製の本体に、着色することで全く新しい表情を纏った「折燕 ORI-EN」の酒器は、燕と高岡の最高のマリアージュ。酒器でありながら佇まいはまるでアートピースのよう。


迷ったら人に相談して、助けられて。

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金属加工の一大産地でものづくりの人がみんな繋がっているからこそ、出来てこれたことだな。と今ある環境に感謝すると共に、「折燕 ORI-EN」ブランドをもっと成長させて行きたいなと語る長澤さん。

燕と高岡の職人が作る「折燕 ORI-EN」の挑戦は、まだ始まったばかりです。


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