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自動車の精密部品を作り続けてきた職人技で「ホーロー鍋」をつくると…蒸気口がついた鋳物鍋「リロコ」誕生

日本有数のものづくりの街・燕三条産の人気無水鍋「リロンデル」にルーツを持つ、最新の鋳造鍋「リロコ」が誕生しました。従来の鋳鉄鋳物鍋には珍しい「蒸気口」付きのホーロー鍋で、1個で4種類もの調理方法に対応します。

自動車製造で培った技術を食卓にも

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「リロコ」を作っているのは、日本有数のものづくりの街・燕三条にある新潟精密鋳造株式会社。もともとは自動車関係の鋳物製品を、ロストワックスという鋳造技術を駆使して製造している企業で、非常に高い技術力を誇っています。

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 ロストワックスとは、一般鋳造品と比べ、寸法精度の良さと鋳肌の美しさが特徴です。また材質選定も豊富で高ニッケルや高コバルトなどの超合金をはじめ、炭素鋼やステンレス、オリジナルの材質まで幅広く製造が可能です。 

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創業から40年を経た2013年に初めてのキッチンツールであるステンレス鋳物ホーロー鍋「リロンデル」を開発した際は、2,000回ものステンレスの調合を行い、IHにも対応する独自の配合を完成させ、日本で特許を取得しています。

ホーローも一つひとつ職人の手で吹きかけて

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新潟燕三条といえば金属のまちとして有名ですが、ホーローに関しても素晴らしい技術を持った職人たちがいます。

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鋳物にホーロー(金属素材の表面にガラス質の釉薬を高温で焼き付ける加工)をする技術を持つ工場は国内にほんの数社のみ。自社の技術を使い、砂型鋳造の協力工場と一緒に製作しています。

燕三条らしさを名付けた「リロコ」

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「リロコ」の由来は「リロンデル(L'hirondelle)」という鋳物琺瑯鍋をプライベートブランドとして生産開始に遡ります。
リロンデルとは、フランス語で「燕」を意味する言葉。新潟精密鋳造株式会社は燕市の鋳造工場なので、地名を付けさせて頂きました。

リロンデルは特殊なステンレス材料を使った鋳物琺瑯鍋で、フタと本体部分の合わせ面を精密加工することにより、高度な密閉性を有する鋳物琺瑯鍋です。

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ただ、高性能ゆえに製作手間がかかり、また少量生産のため大口販売ができず、数ヵ月の納期でお客先に待って頂いている状態です。
そこで、量産性のある鋳鉄材の鋳物鍋を作ろうと考え、リロコを作ることになりました。
今回チャレンジする鋳物琺瑯鍋は、リロンデルの妹として「リロコ」となりました。

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リロコの蒸気口と底面には「燕」のマークと「LIROCO」の文字が入っています。

新潟への愛情が詰まった鋳物鍋

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類稀な技術と洗練されたデザインセンスをもとに、今の時代を生きる人のためを思い、今回新たに開発された鋳物鍋。食事は生きるために欠かせないものであり、人生を豊かにいてくれるものでもあります。ぜひあなたのライフスタイルに合わせたアイテムと一緒に調理をする時間、そして料理を囲む時間をお楽しみください!

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「料理初心者も安心!特殊鋳鉄材の、かわいくてハイスペックなホーロー鋳物鍋 」は、2020年12月4日までMakuakeにて先行発売を実施中。リターンの届けは2021年4月末を予定しております。




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