風が吹けばが桶屋が儲かり、ヘリが飛べばワニが大乱交を始める
今回のニュース
ニュースの要約
オーストラリアのワニ園の上空をヘリコプターが飛行すると、大量のワニたちが興奮し始め、気が狂ったように一斉に交尾を始めた。
ヘリが飛行する際の音や気圧の変化が、ワニの本来の繁殖期である雷雨と錯覚させたことによるものではないかという考察がある。
ヘリコプターの音を縄張りを主張する他のオスのワニが出す音と勘違いし、その反応として交尾行動を活性化しているとの考えも。
雑談
相関関係と因果関係は違うという話がある。因果関係は分かりやすく原因と結果、相関関係は互いに数の変化が影響し合うようなものだ。
分かりやすい例でアイスクリームの売り上げと水難事故の関係の話をよくされる。アイスクリームの売り上げが多い日は、水難事故の発生率が高くなるというものだ。
もしこの2つの変化に因果関係があれば、アイスクリームの販売をやめれば売り上げは一定以上増えないため、水難事故の発生率も抑えられるだろう。
しかしこの変化は因果関係にはなく、実際には相関関係だったのだ。
なぜアイスクリームの売り上げが変化するかと言えば、気温の高さの影響を受けるからである。同時に、気温が高ければ水場に遊びに行く人も増えるので水難事故も増えるというわけである。
そのため、アイスクリームの売り上げに応じて水難事故が増える、という因果関係でなく、気温の高さに応じてアイスクリームの販売数も水難事故の発生率も増えるということだ。
そのため気温の高さと、アイスクリームの売り上げ、水難事故の発生率は因果関係にあるが、アイスクリームの売り上げと水難事故の発生率は相関関係でしかなかった、という話だ。
このニュースを見た時はそっちだと思った。(もちろん見出しを見てそんなこと思うはずがなく、「ワニの大乱交」に目を惹かれただけなのはいうまでもない)
ヘリが低空飛行をする条件と、ワニの生殖が盛んになる状況が同じだからみたいな話だと思っていたら、めちゃめちゃ直接的な理由だった。
我々にとってのバーのいい雰囲気とか、ラブホの照明みたいなもの×100がワニにとっては低空飛行するヘリコプターってのはあんまりでしよ笑
多分他の動物にも、その生殖スイッチみたいなものがあるんだろうけど、人間はどこにあるんだろう。
昔みたニュースでサイの個体数が減っているため無理やり電気ショックで射精させて精子をとるみたいな話もあったけど、そういう肉体システムに強制的に働きかけるんじゃなくて、今回みたいな本能のスイッチってのは、我々も生きてく中でふとした瞬間に訪れるのかもしれないなと思った。
スイッチがヘリとか、押された結果が大乱交ってのはちょっとやだけど笑
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