舞台袖でー1年間恋人の俳優業をサポートした私が思うことー
2020年、私は「恋人をサポートすること」を選択した。
代わりと言ってはなんだけど、私は14歳から続けてきた俳優としての活動をほとんどしなかった。
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2019年の終わりに遡る。
私はある座組で出会ったある人に惹かれた。
映画を愛して俳優になり、けれど映画のオーディションにはなかなか受からず、望んだ事務所のオーディションにも受からず、フリーで小劇場を中心に活動していたその人は、燻っている姿も含めて私の瞳に魅力的に映った。
なにより映画が好きで、古