30年経って思うこと。
8月31日。中学1年生のこの日。私に初めて生理がやってきた日。あっつい日でバスケ部の練習から帰ってきて気がついて。ついに私にもきたのかって思ったのを覚えている。キリのいい日付だったからかな。部活の帰り路、暑かったこと、風景もなんとなく覚えている。色んなこと忘れてきた気がするけど、そのことははっきりと覚えている。
中学校の時といえば、友達とのことでとても悩んで、憂鬱になって不安な時期を過ごしたなぁ。とおもう。特にいじめられたとかそう言うことではなかったけれど。あの子は何か私に冷たい気がする。いま、なんか怒らせたのかな?なんでかな?ってビクビクして。それなのにグループで居ないと不安で身の置き場に困っていた。いつも人の目を気にしていた。
だけどある時、何があったわけじゃないけれど私の中で「もういいやっ」って思う瞬間がやってきた。今思えば開き直った瞬間だったのかな。こんなビクビクして愛想笑いしてるのはいやだ。普通に私らしくいようって。媚びるのもやめて普通に。トイレ行くのも、移動教室も1人だとしたってそれでいい!って。それからはその通り、私は今まで気にしてきたものを一旦無視して生活してみた。不安もあったけど。そんな私はしばらくどこにも所属しないフリーな存在であったけど、でも誰に何を言われるわけでもなく、むしろ、今まで話さなかったクラスメイトとも話すようになり、とっても仲良しになった。さらに孤独を感じていたグループだった仲間とも対等に話せるようになった。私の取り越し苦労だったのか、それとも私が変わったからなのか。それはわからないけど。私はあの時成長できたって感じている。
今、私の娘は中学生。楽しい生活のように見えても、その中でクラス内でいじめがあったり、トラブルがあったりするって結構悩んでいたりする。時代は変わってもあの頃も今も変わらないなって思った。悩んでる娘に「ママもそうだったよー。ほんとに悩んだし。でもね、少し開き直ってみたら?意外と大丈夫なものかもしれない。大丈夫じゃない時は必ず言ってね。助けるから。いま、あなたは学校生活が全てだと思っていると思うけど、違うよ〜。高校行ったらまた広がる。進学、就職どんどん広がる。今の悩みも小さいものになっていくよ。そして、そうやって乗り越えて強くなっていくんだよっ」ありきたりなお説教みたいなことを言ってしまったけど。ほんとにそうだなって思う。
今ももちろん大事だけど、それだけじゃない未来がある。少しだけ開き直って少しだけ未来の自分を想像してみる。ひろーい世界が待ってる。ワクワクしてほしい。この先を。
8月31日。初めて生理が来た日。暑い日だった。中学生だった私を懐かしいなぁ〜って思い出す日。