【アイマス】9年の推しが初めて歌った日
概要
このNoteは担当(タイトルはわかりやすさ重視で推しにしたが)である藤原肇に対して、ライトユーザーが思ったことを彼女との軌跡をたどりつつ、書き綴っただけの文章です。
10thファイナルを終えて
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND!!!(10th ファイナル)お疲れ様でした。ライブ自体はかなり濃度と満足渡が高く、この10年歩き続けて良かったなと本当に思うライブだと思いました。興味のある方は配信アーカイブ、そのうち発売されるBD買ってみてくださいね(宣伝)
さて、今回自分の担当アイドル「藤原肇」が初めて、皆様Pサマの前で初めての持ち曲「あらかねの器」を披露することができました。色々タイミングが合わず皆様の前で披露するまで長くなってしまいましたが、担当プロデューサーとして、皆様方が応援していただき本当にありがたく思います。
藤原肇の詳しい歴史に関してははじめでぃあ(https://seesaawiki.jp/hajimedear/d/%c6%a3%b8%b6%c8%a5%c7%af%c9%bd)を見ていただくとして、ソロ曲発売は2020/04/22、皆様の眼前で発表できたのが2022/04/02と……おおよそ2年かかってしまいました。HNYやトロピカルランドでの発表機会はあったのですが、昨今の事情で発表できずじまいでした。
担当Pとして藤原肇(CV:鈴木みのり)の圧倒的なパフォーマンスを皆様の前で絶対に見せたいという強い気持ちが強く強くありました。
私事で恐縮ですが、「藤原肇にソロ曲つけて、現地ライブでみんなに聞いてもらう」ということをモチベーションに動いてきたため、今回でボクの目標は一段落ついたなと思いました。同時に、藤原肇というアイドルを9年近くプロデュースさせてもらった中で築き上げてきた、いろいろな思い出がフラッシュバックしました。
今回は、10th finalを通して、いろいろ想ったことを連連と書こうと思います。
これまでの藤原肇
いつの間にか藤原肇と出会い、気づいたら俺の心の支えになっていた彼女。
とにかく知名度がなくて、pixivやTwitter検索でもファンアートは極僅かで、熱心なPサマが局所的に応援していた記憶。俺は俺なりに身内やフォロワーに「シンデレラガールズ」と「藤原肇」のステマをとにかくしていたと思います(迷惑だったかなと今なら思いますが、優しい幾人かは知っていただき、今でも応援してくれたことが本当にありがたいです。)
アニメ、デレステと経過しても藤原肇はかなり苦労してきたなと思います。その中でもちょっとずつ、ちょっとずつ、じっくりと焼き上げる備前焼のように皆々様の応援を得ていったんだと思います。
その中で、(今でこそ良い思い出となりましたが)第5回総選挙は本当に悔しくて、涙流したことを覚えています。
一度上げた順位は次も上がるとは限らない。「次はないかもしれない」という恐怖感と絶望感、不安感でいっぱいの一年。もう経験したくないです。
第六回総選挙では、肇のことを想ってくれたのか、肇の我慢強さの勝利なのか、素敵な4人と同時にデビューさせていただきました。今でも、荒木比奈さん、喜多見柚ちゃん、関裕美ちゃん、村上巴ちゃんが同期で本当に、本当に良かったと思います。今でも応援しているぞ、オマエラー!
第6回総選挙からの藤原肇
ここからの藤原肇は本当に恵まれていたと思います。何度もゲーム内イベントに登場させていただき、素敵なSSR、SS3Aを始めとしてライブにも何度も出していただきました。周年曲まで歌わせていただき、たくさんの宝物を頂きました。
特にSS3Aや6thなどで皆様の前で歌を披露した際、Pサマが暖かく受け入れてくれたことが本当にありがたく感じました。
ただ、人間欲深いものでス。各アイドルがソロ曲を披露して、たったひとりのアイドルにみんながサイリウムを振ってくれる様は、とても羨ましくて羨ましくて仕方ありませんでした。
そんな周年を担当させていただいた7thでのナゴヤドームでのFunkyDancing。素敵なパフォーマンスの数々の後で、発表されたCINDERELLA MASTERの発表。
気が狂いました。
藤原肇と夢見りあむ(もう一人の担当アイドル)のCM発表は、今までの人生の中で、何よりも嬉しい発表でした。一緒に同行していた肇Pサマと喜び、一緒に行っていた身内のPサマと一緒に喜び、終演後の飲み屋で知り合ったPサマにお祝いしていただき、肇がアイドルとして愛されて、認められていくのが嬉しく思いました。
僕自身、CM決定から発売まで色々遭ったのですが、本題からは逸れるので割愛。
そうして、待ちに待った発売日当日。怖くて怖くて、開けるのに躊躇しました。
Youtubeの公式サイトでは視聴が遭ったのですが、ボクには聞けませんでした。理由として、「初めての感覚を大事にしたかった」ということがあります。たった一度の担当のソロ曲。楽曲は一通り通して聞くことで意味があると想っているので、試聴をすることでその体験が損なわれてしまうのが嫌だったのです。
好きな食べ物は最後に食べるタイプのオタクなので、早坂美玲と夢見りあむのCDを通しで聞いて心を整えつつ、藤原肇のCDに挑みました。
短的に言って「あらかねの器」は藤原肇の歴史でした。肇が今まで経験し感じたことを、歌に乗せて届ける様は表現者としての藤原肇が、陶芸以外で誰かに伝えられることが出来た瞬間でした。表情が硬いことや言葉が少ないことを若干コンプレックスだと想っていた彼女がのびのびと表現出来ていることが本当に嬉しかったです。
それと同時に「この曲を現地で聴きたい。俺だけじゃなくてみんなに知ってもらいたい」。そういう気持ちが強く強く湧いて来ました。
二度のオンラインライブと10thファイナルと
「ソロ曲ついてからはもうライブ安泰だ」
そんなことはありませんでした。昨今の事情でオンラインライブになったHNY、タイミング悪くまたオンラインになってしまったトロピカルランド。二度、現地でのあらかねの器を逃してしまいました。
昔から藤原肇というアイドルはタイミングが悪いコトが多いアイドルだなと、以前から想っていたのですが、(投票券が終わるタイミングのガチャとかetc...)今回もこういう形で発揮してしまったか……と。最高のパフォーマンスで遭ったのは間違いなかったのですが、やはり物寂しいものでした。
そうこうしているうちにファイナル公演を迎えました。真面目な話、ファイナル公演に対してのモチベーションはあらゆるライブの中で一番モチベーションが低いものでした。それは演者がオールシークレットであることや、一部出演者が出ないことはわかっている状態だったことがわかっていたからかもしれません。
その中に、「マクロスΔ組は来週、ライブがあるからでない」という情報が入ってきてしました。ボクはそれを信じて、「担当が居ないライブ」に対しては、本当に気楽に向かう悪い性格なので座席に座ってリラックスしたまま開宴となりました。
様々な思い入れが深い楽曲が流れ楽しむ中、流れが変わりました。
そう、オルゴールの小箱に東山奈央さんが居たのです。
「マクロスΔ組おるやんけ」
終わりました。何かが崩れる音がしました。震え始める自分の足を認識しました。
その中、大好きな楽曲「純情Midnight伝説」が始まりました。
「なつきちー!」
安野希世乃さんがいました。
4thを再現した神演出とともに、周りの堀が埋められる印象でした。
ふるえふるえて、曲が進む中、画面に表示される2つの情報
「HNY」と「楽曲選挙22位」
察しました。肇のサイリウムを構えました。
冒頭1音で崩れました。
そんなことがあって良いのか。
トロピカルランドで公演したのに、また俺の前で歌ってくれるのか、肇……。
突然の生演奏は本当にサプライズで感無量で、自分の中で語る必要もない最高のパフォーマンスだったと思います。
不思議なもので、生演奏でボロ泣きするかと想ったら、「ああ……やっと、出来たんだな……」という達成感と肩の荷が降りたような感じが大きかったように感じます(処理できずに体が追いつかなかったかもですが)
子供を持ったことはありませんが、手間のかかった子供がやっと地に足ついて夢を達成できたときのような安心感のほうが強かったのかもしれません。
「私の歌をみんなに届けたい」。これが藤原肇と自分(担当P)の願いだったかなと思います。
1dayの衝撃的なあらかねの器は一生忘れられません。
これから
「対面で担当のソロ曲を聞く」――――
(夢見りあむのソロ曲をまだまだ残していますが)ボクの仕事が一つ終わってしまいました。
事前登録から遊んできたシンデレラガールズの長い道のりでボクなりに一つ区切りがついたような感じがします。
藤原肇を担当・推していただけるPサマがとてつもなく増えてきました。肇を強く応援する気持ちは変わりませんが、老害になる前にこれからは隠居させていただいて、藤原肇を陰ながら応援していこうかな……と思います。
……と想っていたのですが。
![](https://assets.st-note.com/img/1649165043411-hVSaCSarZ5.png?width=1200)
これを書いている中で藤原肇の流れ弾SSRが実装されてしまいました。
藤原肇の学生服という今まで提供されたことのないプライベートが開示され、ギャル肇という架空の存在が実現し、もう頭おかしくなりました。
それと同時に、総選挙システムの変更にて「藤原肇と夢見りあむが同時に歌う」可能性が発生したことや、「ビビッドカラーエイジを歌わせる」など、まだまだ俺に残された仕事があることを思い出したので、隠居はまだまだ先にさせて頂きます。
ありがとうな、肇。ずっとずっと、お前を応援させてくれ。