【#281】モゴモゴモゴモゴ
屈託なく笑い合える
久しぶりに大笑いをしました。教会の夏祭り、第8回チャペルフェスティバル。コロナ禍の影響でしばらく休んでいましたが、今年は「やや内々で」小さく開催しました。持ち寄りにしていた食事を、各自で昼食を持ってきてもらいました。ただし、初めて来られた方や久しぶりに来られた方が食べられるように、妻がカレーを用意していました。「多めに作った」と言っていたのに、ご飯もルーも売り切れ御免状態でした。MさんやEさんのスイーツにも舌鼓を打ちました。
マジック、ピアノ演奏、ゲーム、クイズ、ギター演奏などなどの出し物も、とても楽しかったです。皆さんいろいろと準備をし、グレードもアップしているようでした。みんなで楽しく過ごし、屈託なく笑い合えるところが良いですね。
振られませんように
驚いたのT&A夫妻の「おもしろイリュージョン」。まさかの仕上がり具合で、会衆を巻き込み、腹を抱えて笑うとはこのことかと思うひと時でした。言葉での説明は一切なく、ジェスチャーと顔芸(?)でここまで笑わせるとは!世界デビューできそうですね。
イリュージョンの中で、目に見えない仮想のモゴモゴモゴモゴしたものを夫婦で顔を震わせながら受け取り合い、それを見ている会衆に振るひとコマがありました。人に何かを振るのは得意な私ですが、振られるのは全く得意ではありません。苦手というよりも、できません。「私に振られたらどうしよう」、「振られてできなかったら空気を壊してしまう」という思いが大きくなり、「主よ、私に振られませんように」と心の中で祈っている始末でした。
すると岡山から北見の大学に入学して4月から教会に集っているH君に振られたのです。どちらかと言えば、真面目な地方出身の大学生のH君。私自身のことはさておいて、「H君大丈夫かな」と思ったほんの1−2秒間がとても長く感じられた次の瞬間でした。H君は見事に仮想の目に見えないモゴモゴモゴモゴしたものを受け取り、見事に(!)顔を左右に震わせながらモゴモゴモゴモゴさせていたのです。今年一番の大爆笑の渦が沸き起こりました。しばらくモゴモゴモゴモゴさせて、T&A夫妻にモゴモゴモゴモゴしたものをお返していました。その後、何人かの方が受け取り、お返ししている様子が、本当におもしろかったのです。
後でおとなしそうなTさんに、「僕はとてもできないけれど、Tさんに振られたら、やってましたか?」と尋ねました。するとTさん、「先生(私のこと)に振られないかなあと持っていました」とのこと。「ええー」と言いつつ、「Tさんはやってましたか?」と改めて尋ねると、「私が振られたら、その次は私から先生に振っていました」と言われるのです。おとなしくてとても優しいTさんの顔に、なんだか不敵な笑顔が宿ったように見えました。
イエスが愛したように
T&Aさん。1年前のイースターから私たちの教会に集われ始めたT&Aさん。Tさんはカナダ出身。Aさんは大きくて立派な教会出身で、イスラエルで出会われた素敵な夫婦です。後で妻との会話の中で、動画を見ながら研究し、練習したそうです。そして「この教会だったら大丈夫」と思われて、おもしろイリュージョンの出し物をしてくれました。どんな教会だと思われているのでしょうか?
それにしてもH君。自分で開発してプログラミングした数字当てゲームを披露し、初めて教会に来た双子の小学生を虜(とりこ)にし、モゴモゴモゴモゴデビューも果たしました。これからが楽しみです。最後に賛美した「イエスが愛したように」の歌詞が、教会から溢れ出ていくことを願っています。
今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。