【#285】始まり〼
お蔵入りから
冷やし中華始めましたーーーと知らせる案内は、日本の夏の風物詩と言えるでしょうか。そんなキャッチコピーを意識ながら作成したのが、下記の案内です。
中華というよりも、お蕎麦屋さんの暖簾(のれん)なのは御愛嬌。正直に白状しますと、この案内の原案は第1回あや講座が始まる時に作成していたものなのです。その時は9月末という時期なので、夏の冷やし中華よりもお蕎麦の方が良いかなあと思ったことと、「あや講座」と「蕎麦打ち職人」というイメージが重なったこと、そして何よりも第1回目ということを意識して作成しました。
ところが、第1回目の案を提出したところ、私が作成する係ではなかったということが判明し、既に第1回目は印刷発注されていたので、そのままお蔵入りとなっていました。しかーし今回、私が企画を練り、また案内を作成するということで、第1回目の案が日の目を見ることになりました。
美味しいよ
今回の季節はまさに夏なので、お蕎麦屋さんではなく冷やし中華風に変更しようかと思いましたが、印刷発注するために時間切れとなりました。お蔵入りしてから3年の月日を経ていますが、その間、講座は10回を数えるようになり、「好評につき」「始まり〼(ます)。」というコピーに変更しました。暖簾をくぐっていただき、多くの皆様に三浦綾子文学の魅力を味わっていただければと願っています。
講師の難波さんには、「インフォメーションや紹介にとどまらず、ご自身と三浦綾子に関する物語を是非とも聴かせてください」とお願いしています。私自身、とても楽しみにしています。もう一人の近藤さんは、「家政婦は見た!」から着想(?)を得た「案内人は見た!」という視点で、文学館の中も外も裏も表も見て、聞いて、知って、触れて味わったからこそお薦めできるとっておきのお話を聴かせていただきます。
今回、私が司会となっていて、少しだけ緊張しています。そしていよいよ今日がその日です。夏の暑さを忘れ、疲れが癒され、参加される皆さんと老舗のお蕎麦屋さんに入って美味しいお蕎麦を堪能するかのように、お二人が語られる三浦綾子記念文学と三浦綾子夫妻の話しに耳を傾けます。
そして明日は主日礼拝です。皆さんと一緒に教会の暖簾(のれん)をくぐり(もちろん暖簾はありませんが)、主なる神の前で憩うひと時となることでしょう。
今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。