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感情を動かすもの ~怒編~

先日、理由があったわけではないが、
自分の感情を動かすものが何かについて考えた。

というのも、私は人を怒るのが苦手で、めったに涙を流さない
そんな私がいつ感情を揺さぶれるのか振り返ってみることで、
より自分を知ることが出来るのではないかと思ったからである。
(かろうじて喜びと楽しみは爆発することがあるのでご心配なく。)

今回は「怒編」とし、私に怒りを覚えさせるものを振り返りつつ紹介したいと思う。


そもそも怒りの感情を振り返るという行為に
いったい何のメリットがあるのだろうか、
と元も子もないことを今は思っているが、
少しづつ書き進めていこうと思う。

私を怒らせるものについて書くには
私がどんな性格化を先に書かなければいけない。

自分で言うのもなんだが、私は「真面目」な人間である。
「しっかりしている」わけではなく「真面目」である。

簡単に言うと、自分に与えられた仕事・役割はやりきらないと気が済まない、といったところだろうか。

さらに言うなら、自分の作業・仕事が終わっていても、他人が困っているもしくは他の作業・仕事が残っていれば、それを手伝うという人間である。

まるで良い人アピールに見えるかもしれないが、これが自慢でも何でもなく本当にそうなのである。

そして当の本人はというと、なぜこうも人のために頑張るのかが分かっていない。ただ、自分の根底に「人の役に立つ」というモットーがある点については触れておきたい。


ここで「怒り」の話に戻るが、私は上記のような人間であるがゆえに、「サボる」という行動が出来ない、というか選択肢にない

故に、サボっている人を見ると無条件に怒りがこみ上げる。
それが、やるべきことを終えていないのにもかかわらずサボっているのなら、なおさらである。

大学生になってからアルバイトを始めたが、まさしくこの状況に遭遇することがここ一年でぐっと増えた。
正直なところ、これがストレスに変わってしまうため、バイトに入る日数をわざと減らしたり、他のバイトを増やしたりしている。

もっとも、私に他人を動かす力があれば、こうなることはないのだろうが、、、


過去に一度、腹立たないようにはできないかと色々考えてみたのだが、
(以下、私の思考)

他人はおそらく「楽して稼ぎたい」気持ちを持っている
→私には「サボる」という選択肢がない
→私(真面目)には他人の気持ち(サボる)を理解できない
→自分と相手の間に、人間関係で重要な「他人の気持ちの理解」が欠如している

となったため、そもそも良い関係を築けるはずがなく、
そんな相手に腹立たないことが不可能という結論に至った。
なんとも不毛な時間であった。

こうして人間関係を割り切ってしまうことが悪いとわかっていても、
ついついしてしまうのが私の悪いところである。


ここまで書いてきたはものの、冒頭にもある通り私は人を怒るのが苦手である。おそらく心のどこかで、自分が我慢すればそれでいいかという思いと、所詮は他人だという気持ちがあるからなのだろう。


他人を怒る(正しくは叱る)ことと関係を割り切らないことの二つの成長が私には必要ではないかと、今回を通して漠然と把握できたような気がする。

この先私がどのような経験をするかはわからないが、「教育」的な観点から「叱る」スキルが必要になる日は来るだろうと想像しているので、何とかしたいものである。

本日はここまで。
お付き合いいただきありがとうございました。

津田 啓暉

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