中国人から必ず聞かれる凹む"ある質問”
初対面の中国人から必ず聞かれる凹む質問がある。
彼らは先ず「あんた、どこの人?」と出身を確認し、ある程度会話が進んだ後、極めて自然に、当然の如く“ある質問” を出してくる。
その “ある質問” を受けた私は『また来た』と少し憂鬱な思いになる。
そして今まで何回となく繰り返した同じ回答を私がすると、中国人達は、ほんの一瞬、0.5秒くらいの沈黙の後
1)「おお!それは自由でいいね!」と明るく対応する時もあるし
2)「・・・何故?」と真顔で聞いてくる時もある。
その”ある質問”とは
「子供は、何歳?(孩子多大?)」
である。
私は子供がいない。
もう仕方ないと諦めている。
しかし中国では、そうはいかないようだ。
子供は親の面倒を見るとか、家を継ぐとか、色々あるが「いて当然」なのだ。
なので、それなりの年齢と思しき私に、当然のように
「子供は、何歳?(孩子多大?)」
と無邪気に聞いてくるのである。
『もしかすると、いないかもしれない・・・』という例外は頭に浮かばないようなのだ。
「いや、いないのよ^^」と寂しそうに返す私に(察してほしい)
「それはいかんだろう。子供は必要だ。
日本はそういう技術も発達しているだろうから・・・」
「それはダメよ!子供がいなくてどうするのよ!
あんた年いくつ?頑張らなきゃ!」
ダメ出しの上、具体的なアドバイスや叱咤激励をくれる人も多い。
毎回毎回、赤の他人に、しかも外国人から
こんな親身に心配されると、笑うしかない^^;
こんな時、私は祖母や母の世代を思い浮かべ
彼女達もこんなプレッシャーを受けていたのだろうかと思う。
中国も昔は子だくさんだったので兄弟姉妹の子供を養子にもらったりしていたらしいが、つい先日まで一人っ子政策、養子作戦も封じられていた。
そんな中、身内どころか他人からも容赦なく
「子供は、何歳?」
質問をされまくっている、子供のいない中国人夫婦のプレッシャーは、いかばかりかと思い、
全く減らない中国の幼児誘拐及び売買は、この「子供は、何歳?」も大きな原因なのではと、質問される度に思うのである。