町田順司先生×大髙直樹先生 対談①
*理事長の荒井の恩師である町田順司先生(写真左:元高校教諭/上級教育カウンセラー)と大髙直樹先生(写真右:一般社団法人家族と心の研究所所長/産業カウンセラー)の対談記事です。お二人はあすぴれんとの活動にも役員として関わってくださっています。
聴き手:荒井・菊地
菊地:はい。じゃあ、皆さん、よろしくお願いします。
一同:お願いします。
菊地:今回はですね、これまで講演会をしてくださった先生方をお呼びして、あと僕と荒井さんもですね、急遽一緒に入るということになりまして(笑)4人で少しお話させていただきたいなと思います。
テーマはこれといってかたく決まっているというわけではないんですけども、先生方お二人には講演会を行っていただいているというのがありまして、(地域活動支援センターの)利用者さんとかもすごく「お話したい」とか、「もっと関わりたい」というのがありましたので、先生方の想っていることとかをそのまま伝えていただければと思います。自由に雑談のようにお話できたらいいなと思っています。
じゃあちょっと自己紹介で。まず僕がですね、ちょっと今回力が足りないんですけど、ここで司会をさせていただく菊地と申します。よろしくお願いします。
大髙:大髙直樹といいます。名古屋でカウンセラーをしています。この間(2018年4月12日)にあすぴれんとで講演会をさせてもらいました。これからもね、あすぴれんとの活動を支援させていただくような立ち位置になると思うんですけども、利用者の皆さんとも大いに色々な関わりを持たせていただけたらなぁ、と思っていたりします。今日はよろしくお願いします。
町田:町田です。久しぶりです。この前、個展をやって(*)、見せていただいて本当に大感動でした。一人ひとり、「あなたはあなたのままでいいんだ」そして「あなたがあなたで、その生命(いのち)と人生で紡いできたその全部が人間賛歌、生命賛歌になる」それを改めて、この前強く感ずることができました。これからもまた、色々な形で。なんか今回また、あすぴれんとがね、もう一歩深く豊かになりそうな感じが、今日(収録前の時間に)荒井君と菊地君の話を聞いたらですね、感ずることができて嬉しくなりました。よろしくお願いいたします。
*2018年に開催された当事者佐藤さんの絵画個展
荒井:はい、ええと荒井です(笑)今日はですね、僕の今までの恩師お二人に来ていただいたというところでもの凄く緊張してて、ちょっといつものように喋ることができないだろうなと思ってるんですが、ホントはもう、この対談にも入らないつもりだったんですが(笑)、「是非入ってくれ」という風に言われまして急遽入ることになりました。
で、軽く紹介を付け足させていただくと、この町田先生が、僕が高校時代に不登校だった時にスクールカウンセラーとしてすごく助けていただいた先生です。その後に出会ったのが、町田先生の影響で僕が「自分もカウンセラーになろう」と思って入った学校で、担任の先生をしてくださった大髙先生でした。
ということで、一番最初に僕がカウンセリングに出会ったのが町田先生(のカウンセリング)、一番最初にカウンセリングを教えてもらったのが大髙先生でですね、何故僕が今日緊張しているかがわかっていただけるかと思うんですが(笑)
今日はお二人の恩師をお招きして、たまに僕たち(荒井・菊地)が入らせていただくかもしれないという形でやっていこうと思います。よろしくお願いします。
菊地:町田先生と大髙先生がお会いするのは今回が初めてですね。
町田:はい。(先ほど)品川駅で。
大髙:品川駅で二人の目が合って、「あ、町田先生だ」と(こちらも)思い、先生も見つけてくれて、「大髙さんですか」とおっしゃってくれて、「ああ、そうです」と。もうその時点から勝手に盛り上がり始めました (笑)全然違和感なくお話させていただいて。そこで少し遅れ加減で二人(荒井・菊地)がやってきて(笑)なんか面白い出会いでした、ホントに。
町田:ありがたかったですね。
菊地:僕と荒井さんがですね、ちょっと遅れて(その場に)行ったんですけど、「あっ、いたいた」と思って見つけたらお二人が盛り上がっていたので、「あれ、お知り合いだったのかな」と思っちゃったんですけど(笑)でも、会ってすぐお二人が(お互いに)わかるっていうのもなんか感じるところが(笑)
大髙:なんかそんな感じだったよ。私は少なくとも(笑)
町田:ありがとうございます。
大髙:不思議な縁っていうか、カウンセラー養成(学校)で荒井さんと私が出会って、たまたま担任をさせてもらっていたってことなんですけど。まあ、今考えると本当に、(当時は)まだまだカウンセリングの業界ではペーペーで、自分のやろうとしていたことなんかも伝えきれていたかもわからないし、ましてや自分も発展途上、その中で出会った。
本当に短い期間しか関わってないんですけど、なんかその後に彼が心理学をもう一度学ぼうと思ったっていうところで、大学院を出て、今の活動を始めるに至るまでのプロセスを、約一年前に偶然再会した時に聞かせてもらったんですね。その時に菊地さんと私と三人でお話聞かせてもらったんだけど、「ああ、そんなところまで展開が始まってるんだ」って思った時に、なんかいい意味でね、背筋がゾッとするというか、「すごいことをやり始めてくれたんだな」っていう風に思ったんですよ。
最初の出会いも偶然の出会いで、(それから)しばらく会わなかったんだけれども、会ってみたら本当になんでしょうね、私もやりたいようなことをやり始めてたっていうか。心理っていう中で、人が輝く。それをサポートしていくっていうか。そこに再会できたってとこから、「自分も一緒になってその夢をバックアップさせてもらえたらな」って(いう気持ちを)抱いたんですね。そしてまた、今日町田先生とこうやってお話させていただく機会を設けていただけた…偶然とは思えない流れの中できてるなって本当に今、すごく深く感じています。
その流れの中で今日品川駅で(町田先生と)お会いできたっていうことは、ものすごく自然な感じで。波長が合う…なんかそんな感じがしました。
町田:ありがとうございます。僕は「大髙直樹先生が今日(こんにち)ここにある」ここをですね、ずっと深く学ばせていただきたい、知りたいなって(思っていた)。そのワクワク感がね、今日一番のね、大きなテーマなんですよね。
そして(先ほど品川駅で)話していった時に、ずっと苦労しながら深めてきた”それ”を、ただ技術的なハウツーだけではなくて、もっと本質的なところに捉えてね、”それ”をできれば形にして表し、いうならば、次の後世に(伝えて)いきたいというところにまで…。こう、「あ!すごい!」(と感じた)。(自分の中に)生まれてくるさ、なんともいえないねぇ、このねぇ、これを感じたんだよね。
大高先生の、まぁブログも少し見せていただいて、いや本当に「真の人」、「あなたはあなたのままでいいんだ」、そういったものをご自分の命で掴まれていった、このプロセスのところから、大高直樹先生をより深く感じたいな。味わいたいな。というね、そんな想いで今日(笑)
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