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心の子育てを大切にして、子どもに自信をつける

こんにちは♪幼児教室コペル桜上水教室です。

前回は、「子どもの持つ潜在能力を100%引き出すために」という記事を書きました。

子どもたちがのびのびと育つようないくらでも伸びてもいいんだよという環境を用意すること。
そして、自己肯定感をあげていくことが大切ということを書きました。
大人にとっても大切なことですね。
自己肯定感を上げるためには良い心の状態を安定させていくことです。

では次に、自己肯定感を上げるための理想的な心の状態とは、どのようなことを指すのでしょうか。

本日は、心の状態による潜在能力の引き出し方について書いていきます。

能力を100%活用するためのポイント


心理学では、サイコロジカルリミット(心理的限界)という言葉があります。

幼児教室コペルパンフレット引用


自分の能力が100%あったとしても、自分は30%の力しか出ないと思うと、30%までしかスイッチが入りません。
自分はこのくらいしか出来ないと思うと、本当にそれ以上のことができなくなってしまいます。

現に、幼稚園年中さんくらいの学年になると、「出来ない」「難しい」とよく言うようになってきます。
やってみたら出来るのに、手を出したがらない時があります。
そんなとき私はあえて「大丈夫」「先生は〇〇ちゃんなら出来ると思ってるよ」と背中を押します。(子どもをやる気にさせる方法がいくつかあるのですが、ここでは割愛します。)

そうすると、子どもたちはだんだんと挑戦するようになって、いつしか「自分はできる!」という気持ちに変わってきます。
年長ごろになると「簡単!簡単!」「難しい問題も、頑張ったらできた!」「もっとやりたい!」「もっとできる!」と生徒たちは言うようになり成長していきます。
努力も素晴らしい才能ですね。
そして、小学校に上がって更に挑戦するようになり、自分の長所もスラスラ出てくるように。
自分を認めてあげて、努力し、頑張れる自己肯定感が高いお子様に成長していきます。
「自分はすごい」「自分は十分だ」と思うことが出来れば、能力のスイッチが100%オンになり、本来の能力を発揮できるようになります。
子どもたち自身が「自分はすごいんだ」と思うことが重要で、前回記述したハイポニカトマトのように潜在能力を発揮できるようになります。

子どもたちが「自分はすごい」と思うようになるためには保護者様の力が必要不可欠ですが、周りの大人たちが子どもたちに響く心の声かけをしていくことが大切になってきます。

そのために私たち講師は、子どもの心を育てる5つのポイントを大切にして日々レッスンをしています。

子どもの心を育てる5つのポイント


①無条件の愛を与え、子どもを尊重して育てる。

これは「あなたがあなただから大好きよ」というような愛し方を指します。
賢いから好き、テストで100点を取るから好き、スポーツが出来るから好き、のような条件付きではなく、「生まれてきただけでありがとう」「そこにいるだけで私は幸せだ」というような条件抜きの愛し方で、子どもに接することが大切です。
そうすることにより、子どもたちは「自分はこのままでいいんだ」と自分のことが好きになり、自尊感情が育っていきます。

②子どもの中に必要な力があると信じる

もともと教育というのは、「引き出す」という意味があり、古典・ラテン語だと「助産師」の意味があります。つまりは、その子の持っている力を引き出して生まれ出させてあげるということです。
問題の解決は、本来その当事者の子どもたちにしかできないし、問題を解決する力を持っているので、その力を引き出すためにその子自身を信じて、子どもたちの話を聞いてあげることが大切です。

③一緒に喜び一緒に感動、暖かく見守る。

ヘルプとサポートは「助ける」という意味を持ちますが、子どもから「手伝って欲しい」と言われた時に大人はサポートしてあげるような助け方をすることによって、その子の持っている能力を引き出してあげることを心がけると良いでしょう。

④知育に偏らず、徳育を大切にする。

人間には、世のため人のためになりたいという本能があります。
徳育を大切にすることによって、本来の夢や志を育てていくことができます。

⑤あるがままの姿を認めて比較をしない。

①と通じるところがありますが、比較をせず、その子のそのままの状態で、あるがままの姿でいいんだと認めてあげることが大切です。
心身ともに健やかに成長していきます。

5つのポイントを保護者様に伝えると

この5つのポイントは全教室に掲示してあります。
それくらい、子育てにおいてコペルが大切にしているポイントです。
もちろん5つのポイントをしっかり体現しているご家庭もあるのですが、正直なお声として、

「先生〜!比較しないようにって思ってても、我が子と他のお友達を比べてしまう😭
「なんでも否定しないようにって思ってるけど、順番通りのやり方ではないと違うよと否定してしまうこともあって、、」
「弟は出来たよ。お兄ちゃんなんだから出来るでしょって言っちゃう時があるんです。。」


など。
皆さん「(5つのポイントを)分かってるんです。分かってはいるんですけど、、」とおっしゃいます。

特に⑤に対して悩んでいる方が多い印象です。
幼児期の頃は「発語が遅れている気がする。。」「レッスンでうちの子だけ遅い」「みんなできるのに、うちの子だけ。。」
とそんなご相談もよく受けます。

5つのポイントはあくまで指針です。
完璧にやろうとしなくて大丈夫です。

よく保護者様に「知っているのと知らないのとじゃ意識が全然違う」とお伝えをしています。
私に相談すること=心を育てることを大切にしていきたいということなので、皆様十分意識されていてすごいなと思います。
そして時にはわかっていても、子どもたちにちゃんとして欲しくて、比較するような言葉を口に出してしまうこともあるかもしれません。(人間だもの)
しかし、それ以上に皆さん気づいていないだけで5つのポイントを意識しているのだと感じます。
何より成長した子どもたちの心が健康的に育っていってることが証拠です。

子どもたちを見て、みんな笑顔ですくすく健康に育っているのであれば、あるがままのお母さんお父さん自信を認めてあげて欲しいなと思います。

そして、自信を持って心からたくさん子どもたちを褒めて欲しいです。

この心を育てる5つのポイントは実は大人にも必要なのかもしれませんね。
ポジティブな考え方で、みんなで心の状態を悪くならないようにしていきましょう☺️

さて、ここまで心の状態について書いてきましたが、子どもの潜在能力を引き出すには心の状態だけではなく、もう一つ大切なことがあるんですね。

実は本来持っている力を100%出すには、心の状態と脳の配線の状態が車の両輪のように大切なのです!

次回は理想的な脳の配線の状態について書いていきます。

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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