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子どもたちが大人になる時に右脳と左脳の両方が使えるようになるためには

こんにちは♪幼児教室コペル桜上水教室です。

前回は、「心の子育てを大切にして、子どもに自信をつける」という記事を書きました。

記事の最後に本来持っている力を100%出すには、心の状態と脳の配線の状態が車の両輪のように大切と書きました。

どちらか一方ではなく、心の状態も脳の配線の状態も潜在能力を引き出すことに関係しているんですね。

では、理想的な脳の配線の状態とは、どのようなことを指すのでしょうか。

本日は、脳の配線の状態による潜在能力の引き出し方について書いていきます。

「利き脳」を知る

皆さま、右脳と左脳の働き方が異なっていることはご存じだと思います。
なんと脳には、利き手があるように「利き脳」というものがあります。
例えば、音楽を聴いているときに主に右脳で聞いている人と左脳で聞いている人がいます。
オーケストラの楽団員でも約60%の人は、左脳が利き脳の人ですが、指揮者の人は右脳が利き脳でないとなれないそうです。
将棋の世界でも3段までは左脳が利き脳の人でもなれますが、それ以上を目指すときには右脳が利き脳でないとなかなか、なれないそう。

脳は論理を司る論理脳と感情や本能を司る感性脳に分かれていますが、左脳が利き脳の人は論理脳しか使えないのに対し、右脳が利き脳のの人は論理脳と感性脳の両方が使えるという特徴があります。
左脳が利き脳の人は、本来持っている脳のほんの一部しか使っていないということになります😳

この話を聞くと、私たち大人も右脳を利き脳にしたいですよね。
よくレッスンの時に保護者様方と「私たちも子供たちのように今からレッスンを受けて、今からでも右脳を利き脳にできないかな(笑)」なんてお話をしています。
それがなんと、乳児期のこどもたちはみんな右脳が利き脳というんだから驚きですね。

乳児期はみんな利き脳は「右脳」!だけど・・・?

乳児期はみんな右脳が利き脳です。
ですが、成長するにつれてほとんどの子どもは左脳が利き脳になっていきます

それでも、ある条件を満たしている子どもたちは右脳が利き脳のまま大人になっていくことができます。よく「天才」と呼ばれるような子どもたちですね。
その条件とは右脳と左脳が太い配線で繋がれていることです
アインシュタインのこの部分は、平均的な人よりも1.5倍の太さがあったといいます。
太くすると、その分情報処理が早くなるんですね。

二つの砂時計でみる、脳の配線を太くした例え

左脳が利き脳の人が右脳を使えない説明に砂時計が使われます。

幼児教室コペル パンフレット参照


図の左の砂時計は砂の通り道が細く、砂の落ちるスピードが遅いですが、右の砂時計は砂の通り道が太く、落ちるスピードが速いですね。
脳の配線も砂時計と同じで、つながっている脳の配線が細いと詰まったような状態になりますが、配線が十分に太いと右脳と左脳の間を自由に素早く情報が伝わるようになります。
脳の配線を太くすることが、右脳も左脳も使えるカギになります。

実際、脳の配線を太くするにはどうしたらいいの?

ずばり!子どもたちの目がキラキラ輝くような刺激を脳に与えることです!

どんな刺激でも脳の配線は出来るとされています。
例えば、いろんな経験をしたり、好きなことに夢中になったり、おもちゃで遊んだり。
学びはどこにでも転がっていて沢山ありますから、お子様をよく見てどういうことで目を輝かせるか、その学びを止めずに見守っていきたいですね。

私がコペルの創業者である大坪さんに教えていただいたことで生まれたときは脳の配線が繋がっておらず、刺激に応じて配線が出来ていくというお話を聞いたことがあります。
幼児期は右脳が中心に活動をしています。声掛けも、論理的に説明するよりも感性的に訴える方が子供たちに通じるのはそのためです。(例「本は足で踏んではいけない」ではなく「本がいたいいたい泣いちゃってるよ」の方が通じる)
左脳はその間潜在脳になります。
3歳くらいから、右脳も左脳も両方使えるようになってきます。
6歳頃になると、左脳が中心に活動するようになり、右脳は潜在脳になります。
この6歳の時期に脳の配線が細いと砂時計に例えられるように情報が素早く処理されず埋まったような状態になってしまいます。

よくテレビやSNSで「幼児期が大切」と言っていますが、まさにこの6歳頃に右脳ではなく左脳中心になるまでの、0歳から6歳までに右脳を刺激して、右脳と左脳の間にある配線を太くしていくことが大切ということが分かり、メディアでも取り上げられるようになってきました。

左脳だけではなく潜在脳である右脳を活動させられるようにしていくことにより、大人になっても右脳も左脳も両方使える人に成長していきます。

好きなものを見つけたとき。
「できた!」と達成感があるとき。

子どもたちの目はキラキラしていますし、眩しいくらいの笑顔を見せてくれます。
そんな体験をたくさん積んでいってほしいなと思います😆

では、実際に幼児期が重要と言われることが、この脳の配線で分かったところで、次回はさらに幼児期の重要性について深堀していきたいと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました!



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